建設業ではたらく仲間をサポート

FAX:03-5332-3972 〒169-0074 新宿区北新宿1-8-16【地図
メニュー

○ 非災害性の労災かちとる

右腕しびれ痛み 江東の林さん

 【江東・書記・実川英治記】2014年9月、林幾男さん(大工・66歳)が右腕のしびれと痛みがガマンできないと相談にみえました。
 原因は重いものを持ちインパクトを連続使用する作業が続いたためで、『右変形性手(みぎへんけいせいしゅ)関節症(かんせつしょう)、右尺骨(みぎしゃっこつ)つきあげ症候群』との診断。むずかしい労災申請になり、申請者本人のがんばりが何より必要と申し合わせ、本部にも支援をお願いしました。
 申請には(1)実際に作業で使用した複数の工具の具体的な製品名、(2)その重量や寸法・使用法、(3)当該現場での足場の作業見取り図、(4)直近6カ月分の作業スケジュール、(5)一日の主な作業工程などを用意。作業実態が労災要件に適用するかも検討しすすめました。
 隣接住宅との間が狭く、足場制限もあり、機械を一時的に置くこともできず、片手で終日重たい機械を保持しながらの作業を強いられ、一部無理な姿勢の作業もあり、隣接住宅との騒音に緊張を強いられたこともわかりました。
 1月14日監督署より休業補償給付ハガキが届きました。なかなか(ケガした現場を特定できない)非災害性の労災申請はむずかしいからこそ、よろこびはひとしおです。
 また、休業補償日額も1万4千円でかけていたため、生活の安心につながりました。
 今回の認定は、申請者と組合が一体となった「チーム東京土建」の勝利です。今後も職業病を掘り起こしていきます。

> 記事一覧へ戻る


電話:03-5332-3971 FAX:03-5332-3972
〒169-0074 新宿区北新宿1-8-16【地図