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○ 工務店は地域の医者

小金井国分寺の守屋辰彦さん

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住宅相談には多くのお客様が訪れる

 【事業支援チーム・星清志記】小金井国分寺支部の守屋辰彦さんが経営する(株)守屋工務店では、春・秋の年2回、地域感謝デーを開催しています。地域感謝デーは2005年から開始し、今年で11年目です。毎年150人前後の来場者があり、住宅相談も例年10件ほど受けています。恒例の包丁研ぎ、まな板削りも大人気で常連さんもいます。今年の春は5月17日に51人のスタッフで社屋前の駐車場で開催しました。スタッフには自社の社員のほか、協力会社からも参加があります。
 守屋工務店では会社の周辺地域の住民のみなさんにニュース(Moriya通信)を年2回配布しています。この通信と地域感謝デーのおしらせをセットにして、1500軒ほどを訪問し、直接手渡しで案内しています。
 「口コミで来場者がふえたが、チラシの投げ込みでは来てくれない。面談してニュースを渡すことで、地域の工務店の存在をみなさんにおぼえてもらえる。半年に1回のペースの開催で忘れられることがない。世代が代わってもおつきあいが続けられる」と近所のコミュニティづくりを大切にしています。「地域外の業者による訪問販売や高齢者相手のサギまがいの工事などもある。セカンドオピニオンでもかまわないので、地域で住まいのお医者さんになれればよい」と守屋社長は町場の工務店の役割を語ります。
 守屋社長は職人不足を解消するため、若手人材の育成に力を入れており、東京建築カレッジに社員を派遣してきました。これは守屋社長の叔父である故守屋今朝登さんの助言がきっかけになっています。また工作教室などの地域活動に熱心であった今朝登さんの思いを引き継いで、守屋工務店では小金井市内の中学校で職場体験教室も開いています。「まずは手づくりのよさを感じてもらいたい。この仕事に興味をもつきっかけになったら」と話しています。

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