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○ 東京都連アンケート 賃金上がっていない

工期短い、休憩所狭い、値引きも

 「希望の持てる建設業界を作ろう」という機運が国と業界全体で高まっています。しかしこの2年間で公共工事設計労務単価の引き上げにもかかわらず、東京都連が実施した2015年5月末賃金アンケートでは、前年より賃金が下落しているという結果が出ました。10月は大手ゼネコン、住宅企業交渉が行なわれます。現場から賃金引き上げの声をあげていきましょう。アンケートに寄せられた現場の実態、要望を紹介します。

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ビルの躯体工事

 工期が短い。賃金の底上げをしていくべき。マンションの大規模修繕など、外部の仕事は梅雨どきをさけてほしい。前工程が遅れても最終的な工期は変わらないので、内装仕上げの負担がふえる。(内装・40歳代)
 現場内で安全対策が不十分な場合、きちんと意見をのべるゼネコンとの打ち合わせが重要。効率が悪くても、私は安全を優先します。誰が何といおうと自分の身は自分で守る、これが私のポリシーです。よい意味できちんと意見がいえるよう、心がけています。(ブロック・40歳代)
 元請があまりに現場や作業内容の知識にとぼしい。図面の改善がされず、いつも現場任せ、何のための図面なのか。ハウスメーカーと工務店とのかかわりも、工務店は大工優先で2店とも現場来ず。特に工務店の監督は来ない。工程もころころ変わり思いつきで困る。(設備・40歳代)
 作業休憩所が狭い。作業員が20人くらいいるのに休憩所に入れる数は5人程度。書類もかけず、着替え場所もない。3次請けなので検査の数が多い。(塗装・40歳代)
 賃金、単価引き上げおよび見積書作成の際「法定福利費」を明示しましたが、いずれも却下され、全般的に値引きされてしまいます。そのくせ、社会保険の加入証明番号を要求され、保険料だけでつぶれそう。(内装・20歳代)
 見積りを出しても実質50~60%の支払いになっている。そのため見積り金額を下げて、80%請負にするようにされています。親会社に話をしても、できなければ他の業者がいるといわれます。(配管・50歳代)
 設備系を営んでいますが、現場で工具が盗まれました。他業者にくらべて道具の数が多く、金額もはります。それを元請が「自己責任」というのは納得がいきません。(配管・50歳代)
 仕事の波が月により違いすぎるので、一年を通して仕事があるとすごくありがたい。もう少し単価が上がれば少しは生活も楽になるのだけれど、大企業ばかり優遇され、われわれ下級生活者には一向に恩恵がまわってこない。(内装・50歳代)

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