建設業ではたらく仲間をサポート

仲間お手製イスに笑顔　これからも継続し手助けを
２日間連続で炊き出し

みんなで作ったイスを手渡す福地板橋支部委員長（右）

　【板橋・地質調査・福地孝志記】２０１１年３月１１日の東日本大震災から４年８カ月が過ぎた１１月１３～１５日に板橋支部は、１４回目となる宮城県東松島市への支援活動を東京農民連の３人の応援と板橋支部の有志２２人、総勢２５人で行ないました。
　最初の支援の時からお世話になっている立沼地区の集会施設で仮眠、１４日の土曜日は東松島市内の運動公園仮設住宅で炊き出し、包丁研ぎ、イス作りを行ないました。
　あいにく雨でしたがさいわい結構広い屋根のついた場所を使うことができました。地元の人たちの協力もいただき、屋根からシートをかけ、さらに広いスペースを確保しました。さすがに職人集団、これくらいはお手のもの、すばらしいチームワークです。
　みんなの士気ででき上がった３０個の予定のイスは４２個作り、とてもよろこんでもらうことができました。
　炊き出しの焼きそば、フランクフルト、豚汁もとても盛況、包丁研ぎも１００本以上で、大変よろこんでいただきました。
　翌１５日は市営駅前仮設住宅で包丁研ぎ、焼きそば、フランクフルト、豚汁を行ないました。

課題あるが確実に前へ

　運動公園の仮設は最後まで残る仮設の場所で、市営の仮設には、家賃を払いながら何年でも住める住宅、また３０年という期限はあるが県から土地を借りて一軒家を建てている被災者がいるという現状がありました。
　少しずつですが、復興は形としてあらわれてきています。また被災した人たちの気持も確実に明るく、強くなっていると感じました。
　課題はまだあります。しかし確実に前に進んでいます。
　私たちも支援を継続しながら少しでも手助けになればと願っています。また笑顔を見に宮城に行くのが楽しみになります。みんながんばろう。（板橋支部委員長）