建設業ではたらく仲間をサポート

足立支部秋の拡大出陣式で演奏する佐藤さん（中央）

　【足立・ダクト・佐藤美千子通信員】子育ても一段落したところ、何か趣味を持ちたいと思い、子どものスイミング教室に通いながら、私もあんなに泳げたら気持よいだろうなあと思いつつスイミング。
　そして子どもの父母会でマンドリンの演奏をきく機会があり、初めてきく名前、見た楽器、小さく可愛い、とても新鮮で奏でるような音色、なつかしいやら心が洗われ、癒される思いでした。
　楽器ならなんでもよかったの、弾いて鳴らしてみたい、その思いだけで地域のマンドリンサークルに入るきっかけになりました。
　何もしらず飛び込むって怖いですね！最初の１、２年はマンドリンを借りて音感、リズム感、音符も読めない、それは大変でした。何度もやめようと思ったけど、週１回のサークルで楽器にさわり、音を出せるだけでうれしかった。
　へそくりを貯め、自分の楽器を持った時は少し身を入れて練習しよう？と思うだけ！５年ぐらい続け、やっと皆さんと少し合わせられるようになると楽しくなり、合奏なので弾けない所は誰かがカバーしてくれる、そこが魅力で気楽に演奏会にも参加できました。
　練習の成果を年１度の定期演奏会で発表して今年で３２回、私は１１回ぐらいから参加、人の前で弾くのは苦手だったのですが、最近は演奏会のほかにボランティア演奏に年数回出るようになりました。
　２０年も続けても、じょうずには程遠く家族に笑われます。音楽への姿勢はそれぞれ違いますが、私はプロじゃないので音楽を楽しみ、マンドリンを通じ仲間と交流し、マイペースで教わって来られたことが長く続けられたと自負しています。
　最近はデイケアセンターの演奏依頼、歌声仲間の伴奏等ボランティア活動も忙しく、皆さんに演奏を聴いて楽しみ、よろこんでもらい、なかにはなつかしく涙を流してくださる方もいます。
　誰かのお役に立てる幸せを感じられるようになりました。忙しい毎日だからこそ、音楽（マンドリン）の力ってすごい！人間を豊かにし、優しさをいただき生きるよろこびです。
　生涯の友としたいです。