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遡及分含め受給も
相談依頼多い障害年金

　今般、相談依頼の多い障害年金について、簡単に制度の概要等を説明します。「障害年金」とは、公的な年金の１つで、病気や事故が原因で障がいを負った方へ、国から年金が給付される制度です。障がい者のための特別な手当と勘違いされている人もいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。６５歳以前に障がいを持ち、日常生活や仕事に支障がある人に支払われる生活補償です。受給要件は右記の表を参考にしてください。
　相談があった事例ですが相談者は現代病ともいえる「精神障害」で、初診日は厚生年金加入中、保険料納付要件もクリアし請求しました。結果、障がい認定日より「障害厚生年金」３級に該当し時効で消滅した分を除いた遡及分（５年間分）も含めて受給が認定されました。
　最近多い「精神障害」は障がいの程度によりますが３級該当の場合が多く、よって上記のケースも３級該当により厚生年金に加入していた事により「障害厚生年金」が受給されました。老齢年金のほかに「障害年金」や「遺族年金」という制度もあります。「障害年金」の手続きについては複雑で必要書類も多く該当案件がありましたら社労士ネットを通じてご相談ください。