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太平洋セメント社前で要請行動の報告をする年森事務局長（右端）

　【本部・高見京子記】9月16日、首都圏建設アスベスト訴訟東京地裁2陣13回期日が行なわれました。東京地裁前には首都圏の組合・原告団等300人近くの人が集まり、地裁前集会を行ないました。
　裁判では、溶接工・看板工・左官・軽天工の作業内容とアスベスト粉塵曝露の実態、鉄骨工・サッシ工の加害者不明の共同不法行為の成立について3人の原告の尋問を実施し、裁判官や国・被告企業に強く訴えました。
　集会参加者は、衆議院第1議員会館大会議室での報告集会に移動し、森弁護士より裁判の内容の説明を受けました。行動提起で、野本事務局次長（埼玉土建）から被告企業である太平洋セメントに要請を行なう旨の報告がありました。
　太平洋セメントへの先発要請団は、1階エントランスに入場したものの総務部の社員にとどめられ、その場での要請行動となりました。最初は、「要請は受けない」「敷地から出ろ」との態度でしたが、総務部長が出て来て名刺を交換し、要請書を受け取ったため太平洋セメント本社前での宣伝行動は交渉の内容を要請団が報告して終了しました。