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○ 4000年の伝承建築 五感で楽しむ木組み博物館

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来館者に解説する谷川さん

 社寺建築の定義とはなんであろうかと調べてみると「レンガ造り、石造りのように部材を積み上げて作るのではなく垂直に置いた柱と水平な梁とを組み合わせて造る」とありました。出来上がった建築物を見て感動する事はあっても、どのように造られたのか知り、それに感動するという事は滅多にないことでしょう。
 西早稲田の早稲田通りにある「木組み博物館」は日本建築4000年の伝統に出会え、感動できる場所でした。「見るだけでなく実際に触ったりしてもらって、五感を使って楽しんでもらいたい」と話すのは館長の谷川一雄さん(64歳)です。谷川さんは社寺建築にかかわる会社で25年以上の期間、管理・監督の仕事をされていました。また、独特の特徴を持つ茶室や数寄屋造りにも12年以上も携り、その経験と知識は推し測るに及ばないでしょう。
 館内に入ると中央には、柱頭の木組みが展示されています。スカイツリーが東京にあり、ネットで世界の構造物を目にした私たちにとって、一見この木組みの造形そのものに驚くことはないと思えます。

国宝も同様の技術
薬師寺三重塔などにも

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柱頭の木組みは日本建築の原理

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一尺和釘なども展示

 柱頭の木組みは国宝薬師寺三重塔などにも、タイプは異なりますがその技術が使われているのだと聞きました。
 近づいて見てみると、じっと見入ってしまいます。それはこの「木組み」にかかった、手間や技術をイメージするだけで、これが1300年前の時代の技術なのかと感心ならぬ感震を覚えました。50点以上の展示物があるこの博物館の展示物すべてが興味深く、見ていると時間があっというまに経ってしまいます。
 ここを訪れる人はどんな方なのか、仏閣寺院に興味があるような人か建築家だろうか。谷川さんに尋ねてみると「学生や多くの海外の国から見学に来てくださいますよ。世界でも日本の伝統建築に注目が集まっています」と話してくださいました。
 そう聞いているそばから女子学生が入館してきました。「受付でお名前をお願いします。学生さんですか。こちらは初めてですか」と谷川さんが声をかけます。

女子学生にも興味が広がる

  「はい、でも2回目です。前回は友人にさそわれてグループで来たのですが、じっくり見る時間がなかったので」との会話が聞こえました。また、しばらくすると、ゼミの先生らしき方が「今度学生たちと見学に来たい」と、予約を入れていました。平日にもかかわらず次つぎに入場者があるのには驚きました。
 大工道具(鉋、手斧、墨壺、砥石など)、漆、屋根、鬼瓦、土塀、銘木、彫刻、切株、樹木見本、茶室模型、錺金物や一尺の和釘など、見ごたえがあり、日本古来のロマンを感じました。


名称:「木組み博物館」
開館日:火水木10時から16時(土曜日の不定期開館あり)年末年始の休館日あり
入館料:無料 ※団体の場合は要相談
所在地:新宿区西早稲田2―3―26ホールエイト3階
電話:3209―0430
アクセス:東京メトロ東西線早稲田駅2、3b出口徒歩4分

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