建設業ではたらく仲間をサポート

諸先輩の理想引き継ぎ
人が育つ明るい建設産業へ

　東京土建一般労働組合は今年の1月15日で結成70周年を迎えました。この間の歴史と教訓を確認し、仲間が集って70周年を祝い、建設業界や行政にもアピールする場として、同日、東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートで70周年記念式典・祝賀会を開催しました。参加は来賓が224人（内、名誉中執52人）、組合員が536人の合計760人でした。

760人の参加で、80年、100年への前進を決意した記念式典

　第一部の記念式典は窪田直彦副委員長の司会で進められました。初めに病気療養中の人見大委員長に代わり、宮田清志副委員長が中央執行委員長あいさつを代読して行ないました。
　あいさつでは「東京土建一般労働組合は1947年の本日、35人の加入で出発し、現在は11万3000人を超えました。国保組合の設立のために分離独立した埼玉、千葉、神奈川の仲間を加えると23万人にも成長しています。けがと弁当は手前持ちの劣悪な労働条件で、権利も保証もない建設労働者の働き方を変えていこうとした先輩たちの理想を引き継ぎ、その実現のためにまい進することを誓い合いたい。大幅賃上げ、安定した仕事の確保、安全で安心して働ける現場へ、全国・全都の建設労働組合の仲間、中小建設業界や地域の皆さまとともに力を合わせ、人が育つ明るい建設産業を目指す運動を前進させましょう。東京土建の70年はたたかって学び学んでたたかう、そして増やすことを日常不断に追求してきた歴史です。この伝統に磨きをかけて80年、100年へと前進することを決意するものです」と述べ、出席された仲間と来賓の皆さんのご健勝を祈念し、指導・ご協力をお願いしたいと結びました。
　来賓として三浦一男全建総連中央執行委員長、宮本徹衆議院議員（日本共産党）、高木美智代衆議院議員（公明党）、福島瑞穂参議院議員（社民党）、松原仁衆議院議員（民進党）からお祝いと激励、連帯のあいさつを受け、小池百合子東京都知事の祝電が司会から紹介されました。なお参加を予定していた自民党の菅原一秀衆議院議員は秘書の方が代理出席されました。
　次に東京土建の70年のあゆみをまとめたＤＶＤを上映し、白滝誠書記長が基調報告を行ないました。白滝書記長は東京土建の組織原則である産業別個人加盟の居住地組織の優位性と健康保険と組織づくりの教訓についてふれ、たたかってこそ道は開ける、建設産業と地域に根差した大きな東京土建を目指そうと訴えました。

どけんたろう君誕生
仲間が育てるキャラクター

どけんたろう君と佐久間さんご夫妻

　第2部の祝賀会は窪田副委員長と前進座俳優の妻倉和子さんが司会進行しました。まず朝倉法明70周年実行委員長があいさつし、来賓も交えての鏡びらきで開始、70周年記念キャラクターの「どけんたろう」が登壇するなか、佐藤豊副委員長の音頭で乾杯し、「どけんたろう」をデザインした佐久間美江さん（北支部）が紹介されました。
　第2部では多数の来賓が紹介されました。参加者は来賓や名誉中執の皆さんと旧交を温めました。また2016年秋の拡大表彰を行ない、代表として年間で大きく実増も果たした府中国立支部の石村英明委員長に中村隆幸組織部長から表彰状が授与され、会場は大きな拍手で包まれました。アトラクションでは沖縄出身のシンガーソングライターの普天間かおりさんの歌を楽しみました。最後に閉会あいさつを平井保副委員長が行ない、景気よく、そして威勢よく三本締めをして閉会しました。