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○ 展望切り開く跳躍台創る 宮田清志委員長代行開会あいさつ

業界の格差と矛盾は激化
産業民主化・賃金運動を前進

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宮田清志委員長代行

 中央執行委員長代行の宮田です。70回定期大会にご参加ありがとうございます。
 人見委員長はしばらく療養に専念する必要があって、今期をもって委員長を勇退することになりました。人見さんの回復を祈るとともに、気持ちに応えて大いに頑張る決意をこの大会で示していきたいと思います。
 さて昨年度は、産業対策と組織拡大強化の運動を積極的に展開した1年でした。社会保険未加入対策と就業実態調査を合わせて取り組み、仲間の実態に寄り添い、組織増勢へ向けて一丸となって奮闘しました。
 現在、建設産業における格差と矛盾が激化しています。大手、準大手のほとんどが過去最高益を更新しています。この間、技能工不足と私たちの運動もあって、設計労務単価が40%近くも上がりました。しかし、仲間の手元には入ってきていません。産業民主化運動、賃金運動の前進をめざして、この大会で明確に方針化したいと思います。
 日本社会の危機も深まっています。非正規労働者の増大、長時間労働のまん延、消費の低迷と景気減退を引き起こし、さらに政府は医療、年金、介護制度の総改悪を続けています。一方では大企業の内部留保は過去最高を更新し続け、悪質な課税逃れも横行しています。

政治の流れ変え要求を実現する

 そして今年は憲法施行70年ですが、改憲発議ができる国会両院の3分の2を占める勢力が、平和主義と立憲主義をくつがえす改憲策動をいよいよ強めてきています。森友学園国有地売却をめぐる疑惑、豊洲市場の用地購入の疑惑、まったく政治行政がゆがめられていることに大きな怒りを覚えるところです。7月2日投票の都議会議員選挙がありますし、衆議院の解散総選挙も十分に考えられます。今こそ国民の声が届く政治に流れを変えて要求を実現する時ではないでしょうか。
 東京土建は今年結成70年を迎えました。「たたかってこそ道は開ける」を合言葉に、要求を実現し組織を拡大強化してきました。1月の式典祝賀会には、本日ご臨席のご来賓の方々はじめ、多くの仲間の参加で祝うことが出来ました。70年目の今日、歴史と伝統に立脚し、新たな展望を切り開くため、2020年代への跳躍台を創っていきたいと思います。
 代議員のみなさん、仲間のみなさん、2日間の大会では優れた経験を十分に出し合い、積極的、建設的な討論を呼びかけまして、本部からのあいさつといたします。

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