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○ 地域住民と共につくる住宅デー

 1978年から、「地域住民に、建設労働者・職人の仕事と技術を理解してもらう日」と位置付けて行なわれてきた東京土建の住宅デーは節目となる40回目を迎えました。支部や分会での創意あふれる取り組みをいくつか紹介します。

小学生木工大好き
宣伝で集客は大成功/府中国立・いちょう

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小学生対象の木箱は104個も(府中国立・いちょう分会)

 【府中国立・主婦・武井百子記】いちょう分会の住宅デーは府中市民の憩いの場でもある広々とした公園の一角を借りて6月11日に開催され、前日宣伝のチラシまきと宣伝カーの効果もあり、オープン当初から賑やかに行なわれました。
 小学生対象の木工教室は木箱を、またタイルをアレンジした花瓶敷(モザイクタイル)作成。終わってみると木箱104個、モザイクタイル70個と大盛況でした。お昼からのミニ上棟式、起震車による地震体験と子どもたちが目を輝かせて体験していました。
 また毎年行なっている包丁砥ぎとまな板削りも、待ってたわよとばかりに一人で何本も持ってきたご婦人たちが来場して、包丁の砥ぎ手さんたちが大奮闘。また、縁日風のやきそば・フランクフルト・冷やしキュウリ・ポップコーンと、お腹も満足のいちょう分会の住宅デーでした。

若手の参加で活気
防災ボランティアも活躍/豊島・上池袋本町

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工作教室は子どもたちがいっぱい(豊島・上池袋本町分会)

 【豊島・塗装・大嶋清子通信員】上池袋本町分会は、上池袋くすのき公園で、6月11日に住宅デーを開催しました。
 2週間前から準備し、小学校3校にチラシをお願いに行きました。また周辺地域に案内チラシを配り、準備を進めてきました。当日は晴天になり、男性は7時30分からテント張りの準備に忙しく働いていました。
 今回は組合員4人の若手、家族の娘さんのお手伝いもあり、活気にあふれていました。包丁研ぎ、工作は踏み台、プランター、コッパトイ、道具箱、モザイクタイルには行列のできるほど、子どもたちでいっぱいになりました。焼きそば、フランクフルトも整理券を出し、すぐに完売し好評でした。
 池袋消防署の防災ボランティアの方6人が、災害用のかまどベンチで炊き込みごはんのおにぎりを作ってくれました。子どもたちは出来上がるまでよく見ていました。組合員、家族の参加は38人、来場者は630人以上で大盛況でした。

名物ザリガニ釣り
1群1企画で新たな挑戦/板橋・氷川

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成瀬さん(右)は全8話の紙芝居を披露(板橋・氷川分会)

 【板橋・内装・成瀬晃一通信員】今年の板橋支部住宅デーの目標は、全分会一群一企画の実施。特に氷川分会の取り組みは前例のないことに挑戦してみようといくつかの試みを実施した。
 中でも特に観客の心をわしづかみにしたのは、色とりどりのヘリウム風船である。浮いている風船が風に吹かれている様子を見れば、子どもたちはウキウキするし、浮き足だったりもする。そして昔懐かしい紙芝居にもたくさんの子どもたちが集まってくれて、全8話を披露した。紙芝居枠も自作し、川越の駄菓子屋横丁で仕入れたきび団子やラムネのサービス付き。なんと言っても一番の自慢は、当分会名物のザリガニ釣り。埼玉の水田で捕獲したという体長7~8センチの赤色でとても活きが良く、大人も子どもも大歓声を上げていた。
 今後も板橋支部は定番の模擬店や出し物以外に、新しい取り組みを、失敗を恐れずに挑戦していき、新しい風を吹かせたいなと思う。

モノ作り楽しむ
ミニ上棟式子らに人気/足立・さくら

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左官の壁塗りを体験(足立・さくら分会)

 【足立・瓦・森和夫通信員】足立支部の住宅デーは、5月28日・6月4日・11日の3日間に分かれて行なわれました。
 6月11日の「さくら分会」は保木間公園を会場に、組合員・家族の60人と協力者20人で開催。天候もまずまずで、来場者数は約500人と盛況で、包丁研ぎも221本にもなり大変でしたが、ベルトサンダーを使い研ぎきる事ができました(私にもできました)。体験コーナーでは、丸太切りと左官の壁塗りが行なわれ、人材育成では、インパクトを使いえんぴつ立て作りなど、物作りを楽しんでいました。ミニ上棟式では「お菓子まき」が行なわれ、子どもたちが夢中で拾い喜ぶ姿がとても印象的でした。
 さくら分会・猪狩分会長は「他分会の仲間の協力は分会交流の良い機会で、3週にわたる開催も他の分会の取り組みを参考にできるなど、いろいろ利点もあった」と、語ってくれました。

一番の「まつり」
新たにクロス貼り実演/港・みなと

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麻布十番の真ん中で開催(港・みなと)

 【港・表具・林靖久通信員】6月4日、昨年同様、白金1丁目児童遊園と港区立網代公園の2会場で、みなと分会の住宅デーは始まりました。
 私は、網代公園に参加しています。新たな協力者も得て設営は、順調に進みました。10時開始も発声を待たずに各ブースの前に人が列びました。
 みなと分会では、包丁研ぎ、タイル工作の他、飲食模擬店や花・産直野菜の販売、芝診療所の出張健康相談、消防署による水消火器・煙ハウスの体験を行ないました。今年はさらにクロス貼り実演と塗装実演・体験も行ない多くの来場者の関心を誘いました。来場者が多く早々と食べ物は完売し、余裕のあったポップコーンに時間いっぱい子ども達は集まっていました。
 港支部では住宅デーを一番のまつりイベントとして取り組んでいます。今年も4回の実行委員会を経てこの日を迎えました。

丸太切りに熱中
入谷南公園で統一開催/台東

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真剣なまなざしの男の子(台東)

 【台東・土木サービス・遠藤顕寛通信員】暑さの一段落した6月11日、入谷南公園で支部統一住宅デーを行ない、私は射的、ダーツ、丸太切りコーナーの責任担当になりました。
 今回は男のロマン(?)、丸太切りに注目してみました。射的、ダーツと対照的に閑古鳥が鳴いていた丸太切りでしたが、担当のライトシルバー(シニアの会)会長さんの声掛けが功を奏したのか、昼過ぎから子ども連れのお父さん、お母さんたちが挑戦。アドバイスを受けながらも一心不乱に取り組み全員が完了。ちょっとした達成感があったかもしれません。
 17人が挑戦しましたが、ラスト近くには期待していた女の子も含む子どもも数人挑戦しました。ある男の子の真剣なまなざしが特に印象に残りました。

1500人で賑わう
防災対策部で煙中訓練/世田谷・三軒茶屋

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ふれあい広場で年3回の開催(世田谷・三軒茶屋分会)

 【世田谷・タイル・勝呂高也通信員】6月11日、三軒茶屋ふれあい広場にて三軒茶屋分会の今年最初の住宅デーが開催されました。
 三軒茶屋分会住宅デーの特徴は模擬店や工作教室の他に防災対策部が取り組む防災訓練です。今回は世田谷区の起震車が来られず、煙中訓練を行ないました。私は今回もタイル工作担当の為、参加は出来ませんでしたが、子ども連れの家族など多くの来場者が参加していました。
 今回の来場者は約1500人で参加組合員は35人でした。他分会からの応援は7人ありました。
 分会単独での開催が年々困難な状況ですが、住宅デーを機会に他分会との交流も持てることは真の仲間を増やす良い機会だと感じました。
 住宅デーが活発になると人手が足りなくなり、ふだん組合活動に参加されない組合員や家族に参加の声をかける良い機会だと思います。今年もあと2回がんばるぞ。

若い二人が初参加
「仲間と集まるの好き」/江戸川・中央

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日高さん(右)と壱岐さん(江戸川・中央)

 【江戸川・床内装・遠藤喜世志通信員】支部会館に近い中央分会と松本分会は、協力して作った独自チラシでスタンプラリーを昨年から行なっています。受付をしていた若いカップルに話を聞きました。
 仕事仲間で中央分会の分会書記長の佐々木さん(土木)に拡大され、勧められて分会青年部長になった日高優太さん(24歳・土木)と壱岐有衣梨(いっきゆいり)さん(22歳)です。
 二人とも住宅デー参加は初めてとの事、スタンプラリーで「お母さんが子ども連れでお願いしますってきます。子どもって可愛いですね」と有衣梨さん。「支部で行なっている七夕の笹ボラは一度、土建まつりは二度参加。いろいろな人と知り合えるから楽しい。仲間と集まるのが好きなんです」と日高さんは言います。
 最後に「結婚の予定は」と意地悪な質問をしたところ、有衣梨さんが就職をしたばかりなので、もう少し先だそうです。お幸せに。

常連客でいっぱい
新分会として初めて/多摩・稲城・稲城東

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包丁研ぎは欠かせない企画(多摩・稲城・稲城東)

 【多摩・稲城・設計・岩武憲生通信員】矢野口分会(旧稲城1+旧稲城2)に、稲城3の一部との分会再編後、(新)稲城東分会として初めての住宅デーを6月11日に開催しました。
 会場は、常連の来場者のことを考え、それぞれの分会スタイルを活かし、昨年と同じ2カ所で設置しました。当日は晴天に恵まれ、人通りも車の数も少なく、閑散とした風景でしたが、常連の来場者が朝9時にはいっぱいになりました。両会場とも包丁の研ぎ手、カンナの使える大工さんが高齢化し、若手の参加が後継者課題。子ども工作教室では両会場で「モザイクタイルなべ敷き」「竹トンボ」が行なわれました。
 反省会も再編後初めての顔見せと、稲城東分会の親睦と発展のため意思統一を行ないました。宴は2次会まで進み、今後のレクリエーションと拡大の話で盛り上がりました。

地元バザーと共催
若い協力者獲得が課題/清瀬久留米・松竹

 【清瀬久留米・電気・尾芦富雄通信員】6月4日、松竹分会住宅デーが地元のバザーと共に開催されました。組合員9人、主婦5人の計14人の参加でした。住宅相談4件、包丁研ぎ87本、まな板削り19枚、木工教室10人と全体的に少なめでした。地元の福祉団体のお祭りが近くの小学校であり、子どもたちはそちらに行ってしまったようです。
 松竹分会は6月と12月、年に2回の住宅デーを開催します。木工教室の先生、包丁研ぎ、まな板削りといつも活躍してくれるのは、ベテランの高齢組合員です。受付の主婦の会の方も同じです。参加するメンバーが毎回同じ、群会議などで呼びかけても、なかなか来てくれません。若い人たちがいない住宅デーもさみしいものです。60人足らずの分会ですが、若い人がいないわけではありません。出て来てもらうように、丁寧な呼びかけを続けていきます。

子どもの笑顔励み
厚労省の助成金制度活用/目黒

 【目黒・大工・佐藤義光通信員】目黒区内10会場で6月4日に開催しました。速報値で来場者1890人、組合参加者306人、住宅相談35件でした。
 目黒中央分会では起震車による体験イベントで、区民の防災意識を確認することが好評でした。また、学大分会では、マジックショーが子どもたちに大好評でした。厚生労働省の建設労働者確保育成助成金の利用で、地域の小中学校に木工教室やモザイクタイルのチラシを届け、子どもたちの建設業への興味を持ってもらうために奮闘しました。ベンリいすの作成は、子どもたちとの会話でアンケートを取りながらの作業。「いいにおいがするね」と、チョットびっくりするようなことを言ってくれました。
 木のぬくもりが伝わったようです。将来建築の仕事を目指してみたいと言ってくれました。最後に「本当によくできました。上手だったね」と話しかければ、笑顔で手を振り帰っていきました。
 子どもたちのために仕事に誇りを持とう、そんな住宅デーでした。

来場目標を達成
包丁も予想外の111本/新宿・大久保

 【新宿・電気通信・関口弘通信員】私は大久保分会に所属しています。支部での目標は分会組合員以上の来場者の獲得。包丁研ぎ、まな板削り、住宅相談、子ども工作の他にミニたい焼き、チョコバナナ、ポップコーンに、女性陣によるバザーを出店しました。
 今回の住宅デーはバザーやたい焼きも来場者を引き寄せましたが、包丁研ぎが予想以上に111本もありました。たい焼きは54個、バザーの売り上げは3万円以上あり、来場者数は分会人員数を超え、目標達成しました。
 分会参加数23人が協力した住宅デーですが、意見を出し合って決定した出し物や事前のビラ配りがよかったのではないかと思います。

菓子つめ放題人気
主婦若手から積極企画/大田・糀谷

 【大田・大工・塩野正一記】6月11日、仲江名公園で糀谷分会の住宅デーを行ないました。参加者は35人、新しい参加者が5人もいたことには、声をかけてくれた群長さんに感謝です。
 公園ということもあり、子どもたちにはお菓子の詰め放題は大人気です。今年は工作教室(イスづくり)の他に、木に親しんでもらおうと丸太切りを実施しました。大工さんの手助けで、初めて握るノコギリに子どもたちは真剣そのものでした。切り終った時の笑顔は得意げで私たちもうれしくなります。未来の大工さんになってほしい。
 主婦の会の若手から、私たちも何かやりたいという声があり、タピオカミルクティーを販売。ポップな看板も作りました。ベテランと若手が一緒にできるのも組合ならでは。次回も皆さんの笑顔が見られるよう頑張ります。

バンドの演奏も
商店街協賛でビンゴ/江東・小名木

 【江東・ハウスクリーニング・油屋正孝通信員】今年の小名木はちょっと違うよ。ステージ作っちゃいました。バンド呼んじゃいました。お母さん達大喜び。手作りゲームも5種類、子ども達は大はしゃぎ。食事関係も「やきそば」はどの分会でもやってるので小名木はプルコギだ~。生ビールだ。サワーだ。何でもござれだ~。木工教室も大盛況。ステージでは職人技を発表したり盛り上がったのよ~。
 特に盛り上がったのはビンゴ大会、商店街に協賛を呼びかけ集金し(もちろん我々も出しましたよ)1等はギア付自転車、2等IHコンロ、扇風機3台その他60種類の主婦が喜びそうな物。そして最後のあいさつの後、団結がんばろうならぬ、「小名木最高!」で閉めました。楽しい楽しい一日でした。でもスタッフは疲れ切っていました。来年は今年以上に頭をひねっていきましょう。

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