建設業ではたらく仲間をサポート

将来は宇宙の仕事を

　【総合事業支援センター発】台東支部所属の株式会社ＺＥＲＴＳ（ゼルツ）代表取締役・橋本進一（44歳）さんにお話をうかがいました。
　㈱橋本電工社が以前の名前で、音楽の仕事も始めたのでローマ字の社名で宇宙的な名前をと思い、たまたま浮かんだのがゼルツという社名でした。ロゴマークは六角形が浮かんでいて、ゲームにゼルツというのが偶然にあり、六角形のゲームでしたので何か不思議さを感じました。
　仕事は、電気工事で野丁場が主です。大きな現場が多くなりました。17歳からいろいろ仕事をしていましたが、現場で電気工事の親方が打ち合わせの際に設計者より強いのを見て、今の仕事よりも良いかもと電気工事に移行しました。
　魅力は早く帰れることでした。20歳の時には東京ディズニーランドにてパレード車両の制作にあたり、50人をまとめていました。30歳で有限会社、昨年の4月に今の社名に変更しました。社員は17人、平均年齢は30歳、平成生まれの人が4人います。昨年から工業高校の電気科を卒業した息子が入職しました。一緒にはやりたくなく、他人の飯を食わすつもりでしたが、すぐに預け先が見つからず、入職させました。従業員とも自然に溶け込んで頑張っています。

働いてくれる人たちに感謝

　若い人が入職すると先輩たちが自然と育ててくれます。社長としては、働いてくれる人たちに感謝したい。厳しく育てればいいとは思わない。楽しく、明るくやって従業員が働きたくなる会社を心がけています。平成生まれの若い人を見ていると自分が昔やっていたのと同じだなと感じています。5年・10年後も会社があってよかったといえる会社にしていきたい。
　仕事先は、きんでんや関電工が主です。音楽関係のつながりで仕事がＮ工芸などからも受注できています。
　東京土建とのつながりは、11年前に台東支部に加入して、土建国保や従業員の福利厚生関係で活用させてもらっています。組合への要望は、同職種の集まりを近隣の支部と一緒に情報交換などができるように設定してほしい。
　今、自宅兼事務所を新しくしています。これから先の仕事がどうなるか不安があるものの、とても楽しみです。将来は、宇宙関係の仕事に携わりたいと思っています。