西原
京王線幡ヶ谷駅下車徒歩10分
50年前には牧場に牛  ― 行き交う人々と和やかな街 ―

【渋谷・主婦・桜井マツ江記】
 渋谷区西原に居を移して40年余り。わが町もゆっくり確実に変貌してきました。
 ご近所の住人も他の地域からの方々が多く、自宅前にあった大邸宅もマンションに様変り。教育大(前身は体研)も茨城県の筑波に移転し、学生さん相手の食堂や蕎麦屋さんが閉店の憂き目に。跡地にはスポーツセンター、ガールスカウト会館、コミュニティーセンター・せせらぎなどが順次建築されました。
 せせらぎの中庭には池も花壇もあり、四季のお花も咲き、ボランティアの人々によって手入れされています。散策などしてコーヒーはいかが?ラウンジには飲物、軽食もあり、有志の方々で運営しています。憩いの場にぜひお立ち寄りください。
 「昭和30年頃までは今のスポーツセンターの前には牧場があり、牛が飼われていた」とか義母に聞きびっくりしたことを覚えています。
 この道をブラブラ歩くと代々木中学校。その先には最近改築されたベトナム大使館が目につきます。
 さらに山手通りを渡ると、800年の歴史を刻み由緒ある代々木八幡神社が氏子の無事を見守ってくれています。ここは作家の平岩弓枝さんの生家。境内には竪穴住居跡復元家屋があり区内の名所廻りの一つとされていますが、節分には善男善女が幸せを願ってまかれる餅をいただきに来ます。私も30年近く立春にまく餅つきのご奉仕をさせていただいています。
 近くの京王線幡ケ谷駅、小田急線代々木上原駅は共にエレベーターが設置され、高齢者や障害者にやさしい駅になりました。
 今日も行き交う人々と和やかな街。そこにはホッとする顔が夕日に輝いていました。