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越後屋

会議後の疲れをいやす堀井さん

　【荒川・塗装・堀井龍二通信員】荒川区東日暮里に大正時代からある老舗銭湯・帝国湯の前に、居酒屋・越後屋はあります。輝くスタンド電飾看板の、白ベースに黒文字「呑んでいこうヨ越後屋で」の一杯飲みたくなるキャッチ・フレーズに、思わずのれんをくぐってしまいます。
　入ると「いらっしゃい」の言葉とともに懐かしさと温かさと親しみがあふれる空間。カウンター席は6人、そして特に奥の座敷席の居心地の良さは抜群で、最近見かけなくなった畳にテーブルが2つで、10人で満席となります。
　ご主人の帯刀省三（たてわき・しょうぞう）さんにお話を伺うと、新潟県出身の御夫婦が荒川区で「越後屋」という食堂を始めたのが昭和45年。朝7時から夜10時まで、ご飯はどんぶり飯、味噌汁にお新香そしておかずで180円で食べられたそうです。安くて、美味しくて腹いっぱい食べられる越後屋さんは、地域の工場の人達や地方からの出稼ぎの方々から頼られる食堂として、有名になりました。平成に入り、ご主人が働き過ぎで病気となり、食堂を止めて、夕方からはじまる居酒屋業に変更したそうです。
　気兼ねしないお店の雰囲気が、組合員を引きつけるのでしょう。組合員は分会会議や群会議が終わると、越後屋さんでいつも食べて飲んでいます。いつまでもいつまでも続けてほしい「呑んでいこうヨ越後屋で」。

営業時間：16時～21時
定休日：土・日・祝日
住所：荒川区東日暮里3―12―14　電話・駐車場なし