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2005年7月1日 機関紙「けんせつ」第1789号より Index |
都議選にあたり訴えます 中央執行委員長 木下勝三郎 |
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知事の暴走に歯どめかける絶好の機会だ | |||||||||||
今の石原都知事による都政運営は、残念ながら私たち、多くの勤労者のことを考えた政治とはいえません。 シルバーパスの有料化やマル福(老人医療費助成)の段階的廃止、介護手当の廃止などが都によって強行され、その上で介護保険料の引き上げ、年金課税の強化など、政府による課税が上乗せされてきます。これでどうやって生きていけというのでしょうか? 私たちの土建国保は、都議会議員要請やはがき、夏・秋の集会など組合をあげた運動で、東京都の補助金を約37億円(平成15年度決算比)確保しています。東京都の福祉施策が全面的に切り下げられている中で、土建国保への補助金はその被害を最小限に抑えることができています。しかし、来年度は古い国保組合と全建総連などの新しい国保組合の補助率を見直すということで私たちの国保の補助金が大きくカットされる可能性があります。 都心の超高層マンションは石原都政の「都市再生」事業で林立し、一戸数億円の売値で売れているといいます。一方、都営住宅の新規建設は、石原都知事になってから一戸も建てられていません。都営住宅の空家抽選は最高で数百倍もの応募があります。これも、都営住宅の建設を再開すれば仕事不足に苦しむ地域の建設業者への大きな激励になります。 都民にはこうしたきびしい暮らしを強いておきながら、石原都知事は週二日程度しか都庁にいないそうです。時給に換算すると10万円という試算も出ています。信じられない事態です。本来こうした都知事の暴走に歯止めをかけるべき都議会は、海外研修で一人当たり145万円もの費用を費やしています。税金の無駄づかいと言われても仕方がありません。自民党は一〇〇%、公明、民主、生活者ネットは97%、都側提出案件に賛成しています。石原追随、チェック機能喪失の都議会ではありませんか。 今回の都議会議員選挙はこうした都議会を庶民感覚で都民の暮らしに目を向けた都議会にするうえで絶好のチャンスです。私たちの要求を実現してくれる政党・候補者は誰か、よく考えて投票日には誘い合って投票所に行きましょう。 |
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催しも住宅相談も前進 | |||||||||||
700会場で第28回住宅デー | |||||||||||
東京土建は6月19日を中心に全都700会場で開催した第28回住宅デーは、「頼りになる地域の建設職人」としての姿を示しながら、地域の人たちも参加する「地域ぐるみの住宅デー」としての成功へ、組合員・家族の参加=全都で2万4千人、来場者=全都で12万人、全会場での住宅相談開催を目標に準備をすすめてきました。 天候にも恵まれた住宅デー当日は、従来の包丁とぎ・まな板削りだけでなく、工夫をこらした木工教室や子どもたちが楽しめるゲーム等の企画、バザーや食事もできるさまざまな模擬店など、来場者が一日楽しむことができる催しが多くの会場でおこなわれました。そうした中で一級建築士をはじめとする有資格者を前面に耐震やリフォームなどの住宅相談数が各会場ともに前進しました。また、手すりや耐震金具の取り付け等、高齢者・障害者向けのボランティア活動も多くの支部でとりくまれました。 連日のように「悪質リフォーム業者」がマスコミに登場し、社会問題化しています。住宅デーの成功を機に「安心して相談できる地元の建設職人」をさらに広げ、この7月の「仕事おこし強化期間」のとりくみを強めていきましょう。 |
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建設国保補助金確保へ | |||||||||||
一人3枚ハガキ書こう | |||||||||||
東京土建は06年度(平成18年度)の建設国保への国庫補助金の満額確保を目指して、一人3枚(厚生労働省の水田保険局長、中島医療保険審議官、唐澤国民健康保険課長あて)のはがき要請にとりくみます。 厚生労働省は医療制度改革によって国保組合への補助制度の見直し(削減の方向)をすすめようとしています。私たちの土建国保は04年度では歳入の40・51%の207億円(1世帯あたり月額1万6820円)が国庫支出金であり、補助金確保は土建国保を守るためにどうしても譲ることのできない要求です。 厚生労働省は全国から寄せられた要請はがきをダンボールにつみ、きちんと枚数と内容を把握しています。今月の分会、群会議で全組合員が「命の綱土建国保を守る」の願いをこめて、一人3枚のはがきを書き、役員に渡してください。 |
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「公契約」求める意見書あいつぎ採択 | |||||||||||
最大会派から要請 杉並は三年間の運動実る |
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6月17日、杉並区議会は「公共工事における建設労働者の適正な労働条件確保に関する意見書」を全会一致で起立採択しました。 意見書の要望事項では、「公共工事において、適正な賃金が確保されるよう『公契約法』の制定をすすめること」が明記され、あわせて入契法の「付帯決議事項の実効ある施策を行うこと」を求めています。 杉並区での公契約法・条例の制定を求める運動は、全建総連加盟の三組合(東京土建杉並支部、ユニオン杉並支部、杉並建設)が共同で、粘り強く進めてきました。 02年から、区長に入契法の具体化と公契約条例の検討を求め、区議会の主要五会派の幹事長とも直接会って協力と検討を要請し、好感触をつかみました。 また、杉並建設業協会も懇談のなかで「地場産業として成り立たなくなっている」「賛同できる」と、共感。 三組合は、今年になって最大会派から懇談・要請を順次行ない、「多数派形成」を見きわめて、5月に陳情書を提出、6月14日に総務財政委員会で提案、採択となりました。 今回の成果を勝ち取るなかで、地域建設労働者の劣悪な賃金と労働条件、地域建設業の苦境と実態、公共工事のあり方を議会と自治体の中で明らかにし、共通の認識とさせたことは、建設産業民主化にむけて、大きな一歩を踏み出したといえます。 |
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全区議を訪問し要請 板橋はユニオンとも共闘して |
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【板橋・電工・野口照視記】 板橋支部は産業対策局が中心となり公契約運動にとりくんできました。03年9月4日に「公契約条例制定」の陳情を板橋区議会に提出するところから始まり、12月には建設ユニオンと共闘で公契約キャラバンを成功させました。 04年4月の区議会では「条例制定」の陳情は残念ながら不採択になりましたが、区議会では与党から「(国への)意見書を提出するのは賛成できるのではないか」と発言があり、04年5月28日建設ユニオンと「公契約法制定を求める意見書」の陳情を提出しました。 運動は会派要請行動を複数回行ない、区議会全議員訪問行動を支部でとりくみ、議会与・野党の理解を求める運動を続けました。議会では陳情が引き続き「継続審議」となっていましたが私たちの粘り強い運動が実り05年6月17日、全会一致で採択されました。 板橋支部は意見書採択をもとに次の公契約運動を展開していきます。 |
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田辺建設と矢島建設が「公契約」賛同署名 |
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6月3日に全建総連東京都連は6組合から33人(東京土建からは15人)が参加して千代田区、中央区の東京建設業協会に加盟する建設企業との懇談を行ないました。 この中で田辺建設東京支店、矢島建設から「公契約」賛同署名をもらいました。また、伊藤組土建東京支店からは田辺建設、矢島建設とともに建退共、労働安全、不払い確認書をもらいました。 |
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消費税引上げ許すな | |||||||||||
区民から激励の声 目黒がダイエー前で宣伝 |
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6月11日、目黒支部は「消費税増税反対ダイエー前宣伝行動」を行ないました。 宣伝カーのマイクから千葉税金対策部長が「消費税が導入されこの16年間で国民が払った消費税は148兆円、その間に法人税減税がどんどん進められ、大企業などが払う法人税は145兆円も減りました。消費税は大企業減税の穴埋めに使われてきたのです。所得の低い人ほど負担の重い不公平で弱いものいじめの消費税が10%に増税されれば4人家族で年間40万円もの負担増となり景気にも大打撃です。大型公共工事や総額5兆円の軍事費の削減と大企業の減税見直しで、国民が安心して暮らせる社会保障制度の拡充を求め、消費税増税に反対しよう」と訴えました。 参加者は「消費税増税NO」ののぼり旗をもち「消費税の大増税は許しません」と書かれた東京土建のポケットティッシュを渡し、宣伝しました。 ポケットティッシュを見て「えー消費税上がるんですか?」と聞く人もいて、「これ以上の負担は困るわ。消費税増税反対がんばってください」と励まされました。 |
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経済的理由の退学ふえる | |||||||||||
親の会社の営業不振やリストラ・失職などの理由で、私立中学・高校を退学したり授業料を滞納する生徒が依然多いことが、全国私立学校教職員組合連合(全国私教連)が6月14日に発表した04年度「経済的理由による退学・滞納状況調査」でわかった。 私教連は「不況が改善されているようにいわれているがむしろ昨年より悪化している」と指摘。都道府県による授業料補助制度の充実をはじめ、国の補助制度新設、学費値上げ中止などを求めている。 滞納や退学の具体的な理由は(1)自営業の不振、倒産(2)リストラ、解雇、失職‐‐が多い。「母が死亡、父もリストラされたため退学」(東京)などの実情が寄せられた。 |
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都議選シリーズ(4) 仲間の声 暮らし・仕事を守る人に一票を |
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「都議選シリーズ」も最終回になりました。東京都議会議員選挙は土建国保の補助金や中小企業対策強化など、仲間の要求を実現させる重要な選挙。同時に石原都知事の政策に、各党の対応がどうであったかが問われる選挙でもあります。 | |||||||||||
【足立・プレハブ・笠原昂さん】 都議会議員選挙の焦点は、石原都知事と都民のたたかいである。本来、都政は都民のために存在すべきもので、大企業や官僚、一部の者たちの利益のためにあるのではない。石原都政を推進している候補者は、絶対当選させてはいけない。そのことを我々は自覚したい。そして今回が最後のチャンスかもしれない。くれぐれも悔いの残らないよう都民の立場でものを見てくれる候補に投票したい。 難しいことだが納得して一票を 【渋谷・主婦・桜井マツ江さん】 都民を守ってくれる人を選びたい、でも難しいこと。選ぶ私たちにも大いに責任があります。候補者の真実の声を聞き納得して一票を行使したい。棄権をしないで意思表示をしましょう。 横暴知事許すな 監視する議会に 【荒川・建具・藤川直樹さん】 石原都知事は「(憲法)99条違反で結構でございます。私は憲法を認めません」と都議会でいいきった人だ。憲法は私たち市民が権力に対して歯止めをかけられる唯一の力である。その憲法99条を守る気のない人は知事になってはいけないし、立候補さえしてもイケナイと思う。せめて都議会には都知事の横暴を許さないようにきびしく監視してもらいたい。に最近の浜渦副知事関連の問題などはもっと追及するべきだ。 また、都政がすでに会計が破綻しているはずの臨海開発に1兆円の予算を注ぎ込もうとしていることや、福祉予算を削り続けていることに、都議会は反対するべきだ。 私は今度の都議選で、都民の立場に立った候補者に投票します。 都民本位の人に私は投票します 【新宿・建具・坂本彬さん】 この選挙では、私たち都民のことを真剣に考えてくれる候補者を選んで投票しましょう。私は必ず投票に行きます。 ムダ使いやめて 要求届く都政へ 【中野・主婦・水落タマ子さん】 支部主婦の会で「石原都政と都議会選挙」を学習した。腹の立つことばかりでした。都議会はこれでいいのか……。福祉予算は減らさないでほしい。「視察」などという大名旅行ごときムダ使いをやめてください。この選挙は都民の要求を汲み取れる都政にする選挙です。
【東村山・大工・広田隆雄さん】 つゆ空を切りさくように叫びながら、都議予定候補者の車が行き交う。はてな、ふと考えた。昨年、土建国保の補助金確保の署名のお願いに行ったとき。居留守、門前払い、あそことここと。やはりこの人の応援を惜しまない。 高齢者と福祉を守る人選びたい 【杉並・左官事務・上原きみゑさん】 医療、介護、課税の強化など、私たちはこうした高齢者いじめに我慢できません。ぜひ都議選では高齢者を守ってくれる都政に願いをこめて、「東京の福祉に明るい光をあててくれる」こんな人を選びたい。 今は不安な時代 深く考え投票を 【多摩稲城・主婦・岩武佐代子さん】 主婦としてはやはり暮らしを守ってくれる人がいいですね。今は少子・高齢化といわれます。女性が産み育てるのが非常に困難な社会(都政)だと思います。子供を生みやすく、子育てをサポートする政策を充実してほしいと思います。また、障害者福祉は「明日はわが身」で、いつ障害を持つ体になるかわかりません。 今は先行き不安がいっぱいです。この住み慣れた地で、安心して暮らせるようにしてくれる人を選びたいものです。みんなで深く考えて選び投票しましょう。 議員交代の選挙 棄権をしないで 【東村山・大工・石島弘さん】 前回の都議選後、石原都知事は「自分が嫌いな政党が負けてよかった」といった。テェックする力が弱くなるとオール与党化して、その後はやり放題。「俺は本を書く」といい仕事は副知事まかせ。改革と称して教育をゆがめ、次々と福祉予算を切り捨てた。都の仕事を民間に移行させる「指定管理制度」を導入しようとしている。 オール与党化している都議会で正すのは望み薄だ。この選挙では大幅に議員を交代させるチャンス。棄権しないで権利を行使しましょう。 石原の勝手放題認め 自らも豪華海外視察 週に2、日しか登庁しない石原知事ですが、交際費や出張でも疑問を感じる部分がかなりあります。 4年前の7月にはガラパゴス諸島で4泊5日のクルーズをおこない、8人で1590万円もの公費を使いました。 また、交際費を使っての飲食が多いだけでなく、しかもその相手は知事と親しい人が多く、公務員の接待を禁じた都の基準を知事自らが破っています。 こうした石原知事の勝手放題を認め、自分たちも一人145万円もの費用をかけた豪華な海外研修をしていた都議会与党議員の責任は重大なものがあります。 |
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第28回福祉防災まちづくり 住宅デー全都で開催 | |||||||||||
東京23区の各支部会場 | |||||||||||
耐震相談が増加 趣向をこらした企画で 【品川・書記・伊藤暁記】 品川支部住宅デーは、11会場で開催しました(1分会のみ、商店街都合で12日に開催)。 無料住宅相談、包丁とぎ、まな板削り、木工教室、竹細工販売、モザイクタイル、模擬店(とん汁・ヨーヨーつり・磯辺焼きなど)、網戸の張替え、野菜の産直など、分会ごとの趣向をこらした企画で、地域のみなさんに大変喜ばれました。 また、事前にビラ配りをしたり、町内会の掲示板にくまなくチラシを貼るなどのとりくみをする分会が増え、来場者を呼び込みました。 住宅相談は、昨今の新潟地震などの増加のためか、耐震相談が去年にくらべて増加しました。 中野 全会場に耐震相談員 地域貢献の組合をアピール 【中野・設計・山本真琴記】 中野支部は6月12日、19日の日曜日に、区内10会場で住宅デーを行ないました。12日の丸山塚公園では1000人以上(昨年600人)、19日の上鷺東公園では800人を超える(昨年500人強)来場者を集めるなど、どの会場も模擬店やゲーム、木工作など多彩なイベントを用意して、昨年を上回るとりくみとしました。 支部では事前に実行委員会を3度開催し、仕事おこしの運動に全力をあげること、そのために住宅デーを成功させることの重要性を話しあってきました。 事前宣伝(チラシの全戸配布等)、地域・学校への申しいれなどを旺盛に行ない、また住宅相談コーナーでは全会場に耐震相談員資格者を配置し、防災関連の企画も含め、今まで以上に「地域に貢献する建設職人の組合・東京土建」のアピールをしていこうととりくんできました。 当日の来場者の規模と、たくさんの笑顔が成功を物語っていたと思います。
期待されている包丁とぎ 事前学習し相談も増える 【文京・書記・吉川豊記】 文京支部は区内6会場で春の住宅デーを開催しました。 例年通り、包丁とぎ、まな板削りを中心にとりくみましたが、今回は事前に耐震相談・改修のための学習会を開催するなど、住宅デーの大きな目的の一つである「住宅相談」の確保に備えました。 その甲斐あってか、いつもよりも多くの相談が寄せられ、「二つの工務店から見積りを取ったがどっちにするか迷っている」などといった相談に対して、さらに数社の見積りをとり比較検討すること、また、メンテナンスについてどうなっているかをよく確認することなどアドバイスしました。 また包丁とぎを期待しているお客さんも意外に多く、昨年の秋に住宅デーを開催できなかった分会では例年以上の忙しさとなり、とぎ手2人で97丁をといだという報告もありました。
親子工作教室で 初めて学校にチラシ配布 【豊島・書記・間中淳一郎記】 豊島支部住宅デーは、区内9会場でとりくみ、住宅相談、包丁とぎ、まな板削り、保健生協の協力による健康チェックをはじめ、お好み焼やモザイクタイルなど、それぞれの分会で趣向をこらした企画で地域のみなさんに喜ばれました。 恒例の「親子工作教室」は、今年はじめて教育委員会の協力で区内各小学校にチラシを配布していただきました。その結果、たくさんの親子の来場があり上池袋分会では、用意していた数だけでは間にあわず、実行委員が急いで材料の準備をする場面も見られました。 仕事おこしの第一歩としてとりくんだ「耐震診断・住宅相談」では住宅の相談は若干増えましたが、「耐震相談」は、ほとんどの会場で具体的な相談はありませんでした。 当日は晴天にめぐまれ、工作をしたり健康チェックを受けたりと参加者、来場者とも楽しい1日をすごしました。 台東は民医連の協力で 血圧や尿の健康チェックが好評 【台東・書記・吉田啓一記】 台東支部の住宅デーは、区内公園や診療所で11分会9会場で開催しました。無料住宅相談、包丁とぎ、木工教室は各会場で共通のとりくみとし、2会場では地元の民医連の協力を得て血圧測定や尿検査の健康チェックを実施し、来場者に喜ばれました。 来場者が、昨年より減少したことが大変残念でした。 板橋 区の総務部長が視察 地元ケーブルテレビも取材 【板橋・大工・中村秀男記】 板橋支部は4月、5月の2回住宅デー実行委員会を開催し、6月13日には耐震相談員養成のための耐震診断学習会を行ないました。 当日の朝8時30分支部4役を中心に、3台の宣伝カーで各会場へ激励に向かいました。 大山第1分会には地域のケーブルテレビと本部からの日本電波ニュースの取材が入りました。また板橋区長の代理として総務部長が来場し、視察していました。 20分会、21会場で竹とんぼ、本立て、丸太切り、表札など工作教室が好評で、家具転倒防止金具とりつけのボランティア活動も行いました。 総力あげた足立関原 来場者700人、組合員130人 【足立・主婦・瀬田初枝記】 関原分会住宅デーは関原八幡神社境内でにぎやかに開催しました。前夜祭としてアニメ映画会を同会場で上映し、120人の子どもたちに大好評でした。 当日は来場者700人以上、参加者は130人以上でした。開会は餅つきばやしでにぎやかに始まり、子どもたちは輪投げ、ダーツ、スーパーボウルすくい、ジャンボスマートボールのコーナーにアッという間に長い行列ができました。 食べ物コーナーは、つきたて餅、かき氷、やきそば、手打ちうどんがあり、暑かったのでかき氷は大人気でやきそばも焼き手が汗だくの大奮闘でした。 大工教室では銅版細工とプランター作りで、プランターは子どもだけでなく大人も夢中になっていました。住宅アンケートは50件、住宅相談は2件ありました。 住宅デーは組合の総合的な活動としてとらえ、関原分会の総力を上げました。 |
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多摩地区の各支部会場 |
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来場者増やす工夫 引換券付チラシや模擬店 【西多摩・書記・大野史記】 西多摩支部の住宅デーは、42会場で行ないました。 昨年の支部実行委員会で、「イメージ転換で来場者を増やそう」「工作教室・模擬店に力を入れて、子どもたちが『参加してみたい』という会場づくりを」「新たな展開を分会から開始しよう」という、提起に応えて、分会でとりくみが企画されました。 今年は野菜の即売、バザーや福引の引換券をチラシにつけて配ったり、綿菓子の引換券をチラシにつけたり、といった新しい企画が昨年以上に分会で企画されるようになりました。 その結果、昨年と同じ会場でも企画の工夫によって来場者を倍加した分会も見られ、こうすれば来場者を集められるという希望が見えてきました。仕事に結びつけていく工夫という点ではまだまだですが、包丁とぎ、まな板削りにこだわらないやり方が広がってきたことが感じられました。
深大寺分会が野点 外国人とも楽しく交流 【調布・書記・長谷川義昭記】 店開きと同時に一年間「温めて」おいた切れない包丁を持ち込む主婦の姿もみられ、各分会とも包丁とぎやまな板削りに汗を流しました。 中でも、深大寺分会が新企画として行った「野点」(のだて)は、会場が深大寺という由緒あるお寺の入り口という好条件も手伝って、若い女性やカップル、そして観光で日本を訪れた外国人にも大好評でした。初めて抹茶を飲んだという若い女性は「おいしかった。心が落ち着きました」と感想をのべていました。参加したみなさんは、作業に交流に、楽しい一日をすごしました。
【日野・書記・古舘秀哉記】 日野支部では日野・八王子市内13会場で住宅デーにとりくみました。これまでの包丁とぎ、まな板削りによる地域住民への奉仕活動だけでなく、仕事確保のとりくみに重点をおきました。 今年は特に耐震診断に重点を置いて、各会場で無料の簡易耐震診断を実施しました。 各会場1人の住宅相談責任者を決め事前に支部で耐震診断の学習会を開催し、耐震相談に対応できるようノウハウを学びました。そして当日、住宅相談責任者はネクタイを着用するというスタイルにしました。また会場には統一の耐震補強等のパネルを設置しました。支部には住宅相談専用のフリーダイヤルをチラシに印刷したほか、情報誌や市の掲示板を利用した宣伝強化もおこないました。 当日は組合事務所に菱山和男仕事対策部長と西野弘委員長が待機して電話での相談や会場での応援に対応しました。一方、各会場では親子で参加して楽しんでもらうために巣箱を作成する子ども工作教室も開催しました。 来場者は213人。参加者148人。包丁とぎ342枚。まな板削り98枚。子ども工作26件。住宅相談12件でした。(写真(右)はネクタイ着用で相談にのぞんだ日野支部)
スーパー前でドンどこ お笑いや工作教室が人気 【清瀬久留米・書記・中山郷記】 清瀬久留米支部は、清瀬、東久留米市の7会場で住宅デーを行ないました。 メイン会場はスーパーマルフジの駐車場の一部を借りて行なったので、買い物にきたお客さんが住宅デーに立ち寄り大盛況でした。子ども連れが多く「座ドンどこ」による太鼓演奏やお笑い芸人のショー、ヨーヨーつり、子ども工作教室が人気でした。 耐震金具や家具転倒防止金具などの説明には、お父さんやお母さんが熱心にきき入り「家具転倒防止金具なら自分でもできそうなのですぐやってみます」などの声がきかれました。 府中国立の電気屋さん フォーク歌手に変身 【府中国立・書記・吉田健一郎記】 府中と国立市内15会場で住宅デーを開催しました。準備としては、5回の実行委員会や耐震診断の学習会も開催し、各分会パンフレットや招待券付きチラシを地域に配布しました。 当日は、準備万端で迎えた国立分会ではモザイクタイル作りなど親子で楽しめる新企画やたくさんの催し物に来場者は100人を超え大盛況でした。 是政分会では、人間モグラ叩き、スマートボールが大好評で、電気屋さんがフォーク歌手に変身しました。美好分会では、新婦人や教育連絡会とともにバザーや子ども工作で会場を盛り上げ、本町分会は大国魂神社境内で東京土建を大アピールしました。 北山分会では、包丁とぎ、まな板削り、丸太切りに大工さんが大結集、技が光ります。小柳清水分会には、新築相談がありました。白糸押立分会は、フリーマーケットと同時開催し「地域密着で仕事起こし」と位置づけて、他分会でも従来スタイルから一歩足を踏みだした住宅デーとなりました。
小林新市長が激励に 14件の耐震金具とりつけも 【小平・書記・碇谷栄治記】 小平支部の住宅デーは、市内10会場でとりくみました。 今回も65歳以上のみの世帯、または65歳以上の単身世帯の市民へのボランティアとして、14件の耐震金物の無料取付を行ない喜ばれました。 毎年、分会ごとに多彩な催しを行なっていますが、今回は、学園分会がタイル工作教室に初めてとりくみ、また、大沼町分会も餅つきを行なって来場者増を狙いました。 西分会は、例年借りている福祉会館前の公園スペースが借りられず、小平市役所敷地内の駐車場借用の申し込みを行なったところ、「今回だけ」という条件で借用できました。この会場には、4月に初当選した小林市長が来場し分会の仲間たちを激励してくれました。小平市長が支部の住宅デーに来場するのは初めてのことで歴史に残るとりくみとなりました。 住宅相談も各会場で複数あり、仕事確保面でも一定の前進がありました。
【西東京・大工・岩上敏行記】 住宅デー運動が生まれてマンネリ化していた西東京支部も、昨年あたりから様子が変ってきた分会が見られるようになった。 実行委員会を重ね、分会代表の活発な意見交換から住宅デーのあり方、職人集団のアピールによる仕事確保への足がかりなど原点に戻り、今まであまり見えなかった顔や若い顔が目立つようになった。 金魚すくい、ヨーヨーつり、アウトドアーの展示、植木の販売、網戸張替え、リフォームの相談の工夫など、来場者を集めるにはまずは組合員の出席を集める発想があらわれてきたと思う。 いろんな試策を試みることによって、仕事へのつながりに自覚をもつことは将来に継げる一歩と考えたい。 (写真は西東京の青年たち) 町田 地域に根ざすとりくみに 【町田・大工・横山功記】 町田支部では本部の統一住宅デーより一足先の6月12日、11分会11会場で住宅デーを開催しました。 各会場ではお客さんに楽しんでもらえるように分会独自で工夫して、販売コーナーをつくり地域のフリーマーケットと合同で開催した分会もありました。 忠生第二分会の「コープとうきょうときわ店」では、お店の店内放送で住宅デーの開催を流してくれる協力もあり地域に根ざした住宅デーになってきています。 また、開店そうそうに住宅相談があり、担当者がすぐ訪問した結果「まとまりそう」との分会もありました。 |
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北海道から東京へ平和大行進 清水さん秋田から山形へ |
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西多摩の仲間が激励に 「この飲ん兵衛をよろしく」 |
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5月7日から歩き始めて日程的に半分がすぎた。6月15日朝6時、西多摩支部の小舟書記長と西村、大西書記の3人が東京から車でかけつけてくれる。秋田市役所前で3人と会う。「やあ、久しぶり。元気かい」。話がはずむ。4人で朝食をとる。今朝のメシはうまい。 今日は役所まわりが多いようだ。夜は酒田地区原水協の斉藤陽子事務局長ら3人も加わり7人で酒を飲む。楽しいひとときだった。特に大西君がハリキッていた。 翌朝8時15分、西多摩の3人が私の宿にきてくれた。今日も1日ガンバローと声をかけあう。集会では、東京からきた通し行進者の友だちからあいさつをといわれ、もういいよと小舟書記長はボヤク。それでも楽しいあいさつだ。 この日は、秋田と山形の引き継ぎの日だ。秋田から約40人、山形から約80人くらいで三崎公園で引き継ぎ集会をおこなった。歌声で始まり、横断幕の引き継ぎ、各県連の通し行進旗の引き継ぎと続くが、残念ながら全建総連の旗はない。ちょっとさみしい。 ここでも小舟書記長が「秋田の皆様、この飲ん兵衛をよく面倒みてくださいました。山形の皆様、この飲ん兵衛をよろしく」とのこと。まいったな。 これからもますます元気に、出発進行。
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多摩東B主婦の会が平和学習会 | |||||||||||
夜間中学の実態描く 「こんばんは」上映と見城先生講演 |
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小中学校は本来義務教育ですが、何らかの理由で学校に行かれず、基礎的な読み、書きができない人がおよそ100万人もいると推定され、全国で35校、東京都内に8校の「夜間中学」があります。 映画には、91歳の新角さん、死んだ兄への弔辞が読めなくて、そのくやしさで69歳で入学した三浦さん、小学5年から不登校になった秋本新一君や在日の朝鮮・韓国のオモニなどが登場します。 見城先生は「学校の仕事は生徒一人ひとりの夢を実現させる手助けをするところなのに、いまは恐ろしい詰め込み教育で子どもたちはみんなライバル集団になっています。教育基本法にのっとった一人ひとりを大切にする学校にとり戻したい」と話しました。 涙と笑いと感動の映画と講演でした。 |
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自転車保険12日口座引落しです | |||||||||||
【厚生文化部】 仲間のみなさんのご協力により、自転車保険の新規加入者も増やすことができました。今年度は7月1日から保険発効です。年間保険料は7月12日に指定口座から引落しになります。あらかじめご入金をお願いいたします。 なお、自転車保険の加入者カードについては9月中旬発行になりますのでご了承ください。 |
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7月24日受講者募集 カレッジ公開講座 |
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姫路城修理の技官 西村吉一さん | |||||||||||
東京土建が母体となり運営している東京建築カレッジが情報発信の場として開催している第8回カレッジ公開講座。今回は世界でも有数の巨大木造建築である国宝・姫路城。戦後、倒壊寸前まで荒廃していたこの城を、昭和31年から8年間にわたって解体・大修理にかかわった西村吉一さんの講演です。 | |||||||||||
西村さんは姫路市で「工墨の杜学舎」を開いて技能後継者育成に尽力されており、その様子にもふれて講演をいただきます。 多くの仲間からの受講を募集しています。 ![]() [会 場] 財和敬塾講堂 (文京区目白台・本館は東京都指定文化財の旧細川公爵邸です)交通はJR目白駅下車。三井銀行前から都バス「白61」系統。新宿西口行きで目白台3丁目下車。 [講 演] 西村吉一さん 演題「はばたけ白鷺、姫路城昭和の大修理と技能後継者の育成」 受講は無料。定員400人で締切り。支部名・氏名・住所・電話番号を記載し、ファックス5950・1774へ申込みください。 |
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15歳の新しい仲間 鳶職で頑張るぞ |
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「夕方には指が伸びない」 | |||||||||||
春の拡大月間で、世田谷支部に15歳の富高真哉君(とび)が加入しました。宮崎県延岡市から兄を頼って上京し、兄と同じ鳶職を目指して社会へのスタートを切ったのです。 江澤 高校へ行かないで東京に来る動機は 富高 良い高校には受からないと思って、そんならと……。伯父も兄ちゃんも鳶職だし、よくわかんないけど、お父さんもそんな仕事だったと思う。子どものとき道具なんか見たことがあるから。 江澤 友だちに「東京へ行って働く」っていったら何と言われましたか。 また、仕事について、これからの夢は。 富高 お前ならできるよ。頑張れよって。まだついたばかりだし、仕事もあんまりできるわけではないからわからない。でも、口だけの男と言われたくないから。それにニートだけはなりたくない。 江澤 富高君の趣味と、東京の感想は。 富高 読書やゲーム(プレステーション)なんか好きです。東京は地図で見ると狭いのに、建物がでかく複雑すぎて広く感じた。 江澤 東京土建には青年部がある。若い働く仲間が集まって野球やスキー、ボーリングもしている。資格を取るなら技術研修センターがあり、割引で受けられる。もちろん仕事の話もできる集まりよ。 富高 日曜日だけの参加なら入ってみようかな。 仕事の道具や材料が重いので、夕方になると伸びなくなってしまうといって富高君は細い指の手を見せてくれました。何を聞いてもハキハキ答えてくれる好青年。真哉君、頑張れ。 |
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