10月のニュース
 

2005年11月1日
機関紙「けんせつ」第1801号より

Index

東村山、小金井国分寺 品川、狛江が目標達成
12万4千人突破へ最後の奮闘を
国保補助金対都交渉 現行水準確保を要請 「皆さんの気持くみ対応」
再提出の「障害者自立支援法案」は生存権をおびやかす悪法
暴走政治を許すな 国民大運動実行委員会 3波の国会座込み
世田谷社保協 介護保険で学習会
国会へ45万の署名
中国の市場経済と建設労働視察2
未加入者に東京土建すすめよう アスベストを前面に加入訴え
江戸川は12分会が達成 分会5人、10人の上乗せ追求
文京第3分会 一番で達成
目黒東原分会あと一歩
中野5300人めざす 再読影つき健康診断実施し
板橋の加入動機 国保、石綿、労災
大田東雪谷分会も達成
品川 トップで目標達成 11月5日盛大に打上げ式
足立 仲間の紹介が9割 アスベスト講習で40人加入
狛江西野川第2が達成
世田谷上野毛へ浅岡さん激励に
台東は拡大率70% 健診で後半戦もがんばる
江東予想外の対象者発見
国分寺第3分会も達成 支部は100人の自主目標
アスベスト対策拡大 日野は11月20日に特別教育
東村山は目標超過達成
豊島は目標達成確実に
練馬7100人支部へ 「9970セット」勧誘
多摩西部は分会が奮闘
国立北分会が14人達成
青年部 年間目標を突破 組合と青年部同時加入も
1394人の成果 主婦の会が全支部で
シニア友の会12支部達成 健康教室や敬老会で訴え
おめでとう「けんせつ」1800号
「どけんFC」 11月からレンタカーの利用にも
全建総連機関紙コンクール
秋の拡大月間中間決起集会 チャンスを生かし最高の成果を
中野NPO「中野すまいの相談室」設立



東村山、小金井国分寺 品川、狛江が目標達成

江戸川は400人を突破
年間目標達成も10支部に
鈴木品川支部委員長 小原東村山支部委員長
 12万4千人の史上最高の峰到達を目標にとりくんでいる秋の拡大月間は第7次行動が終った10月20日までに目標の80%に迫る4603人の成果をあげ、全支部目標達成に向かって奮闘しています。
 5%の本部目標も到達順に、東村山、品川、小金井国分寺、狛江の4支部が達成しました。とくに東村山、品川は今年春の拡大月間では目標達成できなかった悔しさをバネにしての達成です。
 年間拡大目標の13%を達成しているのは、17・12%の豊島を筆頭に江東、板橋、練馬、港、渋谷、日野、西東京、村山大和、東村山の10支部です。
 また、目標を達成した分会は268分会で、全体(598分会)の40%を越えています。
 拡大成果数では次のような順になっています。
 (1)江戸川 403人
 (2)足立 340人
 (3)練馬 277人
 (4)江東 224人
 (5)大田 186人
 (6)中野 180人
 (7)西多摩 174人
 (7)板橋 174人
 (9)葛飾 171人
 (10)世田谷 151人
 月間の拡大率では上のグラフのとおり、東村山をトップに品川、小金井国分寺、狛江の達成4支部を清瀬久留米、西東京、江東の順で追っています。

12万4千人突破へ最後の奮闘を
中央執行委員長 木下勝三郎

一枚岩の団結の力 全支部目標達成も可能
アスベスト対策で成果
木下委員長
 拡大月間でご奮闘されているみなさん、本当にご苦労様です。
 要求実現と「07年決戦勝利」に向け、12万4千人の最高峰を目指してとりくんでいる秋の拡大月間は、全支部・分会の連日・連夜にわたる活発な運動推進により、順調に成果を伸ばし、10月20日現在、昨年比で450人リードするとともに、ほとんどの支部が昨年を上回る成果をあげています。
 この月間の最大の特徴は、アスベストが社会問題化するもとで、東京土建のアスベスト対策が、先駆的(20年前から運動)で総合的(教育・資格取得・健康管理・労災認定)に優れていることが評価(マスコミにも報道)され、組合の優位性が建設従事者の間に一段と広がりました。そしてこのことが、運動の活発化と未加入者の「組合接近」につながり前進を切り開いていることです。
 組合員、家族のみなさん、現在の拡大到達は、12万4千人の組織到達も全支部の目標達成も可能な状況で、どれだけ多くの未加入の仲間に組合の優位性を訴え抜けるかにかかっています。
 拡大月間も残り一週間、最終盤の活動に突入します。まさに締め切りぎりぎりまで、幹部と書記局の奮闘と、その呼びかけに応える組合員・家族のみなさんの協力が決定的に重要となっており、伝統の「一枚岩の団結」を発揮する最大局面です。仕事とくらしを守るために、最後までみなさん方のご奮闘をお願いします。

国保補助金対都交渉
現行水準確保を要請 「皆さんの気持くみ対応」
【社保対部・百瀬文治記】
 10月19日、国保組合への都費補助金現行水準確保に向けた東京都福祉保健局との対都交渉を全建総連・都連主催で傘下の各組合79人(うち東京土建53人)が参加し行ないました。交渉を通じて都側に福祉保健局の財務局への国保予算要求に現行水準確保をめざす私たちの要求を反映させることを約束させました。
仲間の労働実態を訴える大内社保対部長(東京土建)
 福祉保健局交渉は、東京都が第2次財政再建推進プランを打ち出し、予算削減など国保組合への補助金をめぐる情勢がきびしさを増すなかで取り組まれ、都側から福祉保健局より、秋好国民健康保健課長ほか3人が出席しました。
 交渉の冒頭「建設国保の都費補助金現行水準確保、建設国保の育成強化」を求める都議会議員からの賛同署名、105人分が鈴木都連委員長から手渡され、「建設業者のおかれたきびしい実情を理解していただき現行水準確保をお願いしたい」とあいさつ。
 続いて松尾都連社会保障対策部長から「建設労働者はいま生活危機に直面している。生命と健康を守り、生活を維持するため建設国保は『命の綱』であり、建設国保の安定運営の上で国や都の補助金は欠かすことのできないものとなっている」との要請主旨が説明されました。
 各組合の参加者からは健康診断やアスベスト対策など地域で積極的にとりくみ、早期発見や病気予防をつうじて医療費の削減に努力している。もし補助金が削減されれば、直接、健康保険料にはね返りとても払えないなどの切実な声も出されました。
 仲間の要請に対して秋好国保課長からは「7月の交渉と気持に変わりはない。予算については、皆さんの気持を十分に汲んで対応していく。皆さんと手をたずさえて健康保険が維持発展できるようにしていきたい」との回答を得ました。

再提出の「障害者自立支援法案」は生存権をおびやかす悪法
 小泉内閣は前国会できびしい批判を受けたにもかかわらず、「障害者自立支援法案」をまた今国会に提出しています。この中身は障害者が利用する福祉サービスに原則一割の自己負担を導入するというもので、より多くのサービスを必要とする重い障害者ほど重い負担を強いられます。
 障害者福祉とは相いれない「応益負担」の原則を持ち込んで、障害者の生存権をおびやかす悪法に全国の障害者団体はこぞって反対しています。
 前国会での参考人質疑でも、また10月はじめに大阪で開かれた公聴会では自民、公明推薦の公述人も含め、ほとんどが「障害者が自立できない」などと反対、危惧の意見をのべています。まさに小泉暴走政治です。

暴走政治を許すな

国民大運動実行委員会
3波の国会座込み
国会に現われた”妖怪”
 民意切捨ての小選挙区制という魔法の選挙法で虚構の多数を手にした小泉自公内閣の暴走を危惧する国民の声が日増しに高まる中、国民大運動実行委員会など3団体が主催する国会要請と座り込み第3波行動が10月12日午前11時からとりくまれました。
 前日には、わずか1時間半の議論で、130年以上かけて整備・確立された国民の財産、郵便・金融サービスを国民から取りあげ、アメリカと日本の大手金融・生保資本に売り渡す、郵政民営化法案が、衆院で強行採決されました。
 また参議院では、障害者に対する措置制度をはずして、全てを保険制度に切り替えて、重い負担を押しつけて、障害者の自立を阻害する「障害者自立支援法案」も山場を迎えていました。東京土建を代表して決意表明に立った宮田常任中執は、「障害者など弱者への攻撃を許せば次は建設国保への攻撃を許すことになる。廃案めざし力を合わせよう」と訴えました。

世田谷社保協 介護保険で学習会

きびしい実態報告
厚労省課長補佐も講演
区民の関心も高く会場は満員に
【世田谷社保協事務局長・國定仁記】
 9月27日、世田谷区民会館で、世田谷社保協主催による公開学習会を約170人(世田谷支部42人)が参加し開催。会場は一般参加や事業関係者等で、会場がほぼ満席となる盛況でした。
 内山会長のあいさつに続いて、厚労省老健局総務課長補佐の黒田秀郎さんから「改正」介護保険法の目的と課題」をテーマに講演があり、映像も使い、介護保険制度発足から5年間の実績と介護の内容、予防重視型システムへの転換、施設給付の見直し(食費、居住の利用者負担など)、第三期介護保険事業計画についての説明がありました。
 区内特養施設さつき荘の橋本施設長からは「報酬の改正により運営がきびしくなった実態を知ってほしい」と訴え、またケアマネージャーの立場から入野さんより「活動に対しての見返りが少なく、辞めていくケアマネが多い」との発言がありました。
 区の保健福祉部の和久介護保険課長からは、区内の介護保険の現状と低所得者対策、介護予防について、今後の施策も話されました。

国会へ45万の署名
 国民大運動実行委員会や中央社保協などが主催する「自立支援法」や憲法改悪を許さない、国会座り込み行動が10月19日正午から行なわれ、200人(東京土建71人)が参加しました。
 座り込み集会には全国から45万人分の要求署名が次々と運び込まれ、主催者から「国民大増税や社会保障の全面改悪、憲法改悪などの悪政阻止に全力でたたかい抜こう」との訴への後、国会情勢報告があり、各団体から署名を手渡しました。
 東京土建の瀬田本部常任執行委員は「7万5千の署名を持ってきた。悪政阻止の力となる仲間を増やす運動を成功させ、たたかいぬく」と決意表明。集会後、東京土建は9班に分かれて衆議院・厚生労働委員に対し請願をおこないました。

中国の市場経済と建設労働視察2
書記 唐澤一喜
78年以降の改革開放で
韓村河村 拡大した建築グループ
唐澤さん
【本部・唐澤一喜記】
 前回の告坂書記長の報告に続いて、北京・上海での建設労働についての聞き取りと現場調査を元に、市場経済の導入でゆれる中国の建設労働事情の一端を報告します。
 北京郊外にある韓村河村で、北京韓建集団有限公司理事長補佐である李徳江さんと会談しました。なぜ私たち調査団が韓村河村に関心を抱いたかと言うと、国営でも個人経営でもなく、村全体で建設会社を立ち上げ、「村おこし」を行なったことについて、くわしく調査をするためです。
 韓村河村は、1978年以前の人民公社時代、農民は農業以外やってはいけないという政策で暮らしは貧しかったが、78年以降(ケ小平時代)は何をしてもよいということになり、良きリーダーを先頭に建築グループを始めました。
 当初は10数人からスタートし、民家を建築したり、修繕したりしていました。しだいに仕事を拡大し、その後も大きな仕事をして信頼を得、紆余曲折があったが現在ではグループ全体で6000人の企業へと成長しています。
  最初の北京でのホテル建築の仕事は、どのように取つたのですか。
  中国では設計員(技術部門)に頼んで設計し、それを政府にあげ、建設会社を探すという流れです。つまり、施工はどこに頼んでもかまわない。入札は現在になってやっと認められるようになってきた状況です。
 この仕事は、伝統的な建築物なので技術がないとできないと最初は一笑にふされてしまったので、他の会社が引き受けたくない仕事、ものを運ぶだとか、単純作業だとか、そういう分野を引き受ける。参加するだけでもかまわない、と主張したのです。これは緊急な工事だったので、まだ引き受ける会社が決定していなかった。技術が必要だという点については、必要な人材は金をだして連れてくると言ったのです。
 市場経済が導入されても利益はみんなのものであり、企業だけが儲けるのではなく、村全体の財産にするということで村が潤ったといえます。

上海の内装会社の李朝さんにインタビューする調査団
外資の参入で競争激化
内装会社の3分の1が請負

 上海ではナンバーワンの内装会社「上海室内装飾(集団)有限公司」のマネージャー、李朝さんと会談しました。上海市には内装会社が何千社もあり、その中で上海室内装飾は、年商15〜20億元で、従業員は311人(主に管理・事務員)です。
  下請労働者(出稼ぎ)は何人ですか。
  03年度1800人、04年度2700人。すべて1年契約です。労働者は、3分の2が月給制の直用で3分の1が出来高払いの請負契約です。
  職人の福利厚生は。
  宿舎、医療保険はある。
  出稼ぎ労働者の賃金は。
  技術によって決める。最高額は2700元/月(ちなみに社員の賃金は8000〜1万5千元)。残業あり。大企業については、銀行から給料が引き落とされる。

竹の足場がまだ使われていた(上海で)
休日出勤すると代休をとる
  休暇は。
  代休制を取っており、休日出勤した場合はまとめて休暇にまわす。内装は忙しい時期には土日休めないから。
  労使間のトラブルは。
  政府機関である職業仲裁会がやっている。
  出稼ぎ労働者の交渉組織はありますか。
  不満があれば工会(中国の労働組合)に申し出るか、経営者に直接言うことになる。
  仕事の受注(契約)は。
  自由競争であり営業力にもよる。不動産会社と契約するのは、設計会社、ゼネコン、専門工事業など様ざまな契約パターンがある。
  建築物の基準、規制は。
  一昨年から建築基準ができた(建物間の距離や緑地の規定など)。また、1千万元以上の工事の場合、不動産会社が管理会社に委託し、現場に常駐し、品質、安全などのチェックをしている。国の安全基準はある。このチェックは年々きびしくなっているので、欠陥工事は減少している。
  建設会社と管理会社の癒着は。
  あることもある。
  出稼ぎ労働者が起業するチャンスは。
  実際にはあまりない。
  上海で起業した人は。
  もともと上海市の建設局にいた役人が多い。民営化に伴い、経営者となるケースは多い。
  解放経済は李さんにとってどうだったのか。
  よいことです。給料が高くなり、仕事量が増え、能率がアップした。よい仕事をすればお客がくる。
  今後の建設事情は。
  競争が激しくなった。外資系についても、日本からは熊谷組が上海に。また清水建設が北京に入ってくるなど、競争相手が増えてくるから緊張感がある。

工事中のマンション
トイレ、休憩室に利用

 続いて上海のゼネコン会社「百安居項目部」の現場所長の案内で、あと1週間で引渡しの分譲マンションを見学することができました。16階の全フロア‐の調査で、監督の話を聞いているとき私はトイレに行きたくなり、場所を尋ねたところ、「ここです」と案内されたのはなんと隣りの部屋(もちろん売り出し前)のトイレでした。労働者の詰所は、尋ねるまでもなく各部屋に休憩用の枕や敷物が床にあり、洗濯物が干してありました。お湯をわかすためのコンロとヤカン、ビール瓶など。休憩用という説明でしたが…。安全面について聞いてみると、「2メートル以上の作業はヘルメットをかぶる」「物をあげるとき、電気機械関係の作業は許可ある人がやる」。
 現場作業をしていた塗装工(32歳・福建省出身)から聞き取りができました。
  給料は。
  月給2千元(1元=15円)です。
  家族は。
  田舎にマイホームがあり、奥さんと学校にいっている子どもがいるので都会にはつれてこない。
  仕事内容はどうですか。
  親方から3カ月の現場訓練を受け、見習として簡単な仕事から徐じょに慣れました。
  同じ出身地の若者は何をしているのですか。
  村でも若者の7割は出稼ぎで、上海以外の都市にも行っている。

上海の下町風景
いまも戦争の痕跡
メインストリート抜けると

 都市部は、日本の高度経済成長期のような活気があるが、北京オリンピックや上海万博が終ったらどうなるのか、という疑問が調査団員の口から漏れていました。調査団の要望で「一般庶民の生活を見学したい」ということになり、上海出身の薫秀子さんに案内をお願いしました。活気あるメインストリートから一本路地を抜けると狭い路地があり、その両側に古いレンガ造りの高い建物が広がっています。

絶対忘れてはいけないこと
 そんな街の一角に古い住宅がありました。「この建物は日本軍によって攻撃にあい、中国人が虐殺された場所です。私の両親も日本との戦争で亡くなりました」と薫さんが教えてくれました。戦争の痕跡を目の当たりにしました。薫さんは、「昔のこと。今の人がやったことではないし、許すしかないのです。同じ人間だから…。でもお互い絶対に忘れてはいけません」と優しい目で話してくれました。
 上海でも半年前に反日デモが行なわれました。60数年前のこととはいえ、私は複雑な思いで北京空港に降りたちました。しかし、ホームステイ先の家族に始まり、調査で出会う人たちすべてが、暖かく私たちを迎えてくれました。
 組合から調査団員として送り出していただき、貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

未加入者に東京土建すすめよう
アスベストを前面に加入訴え
 拡大月間もいよいよ終盤に入りました。一足早く達成の美酒に酔いしれた支部(分会)などさまざまです。10月18日時点での各支部・分会の到達を報告してもらいました。

江戸川は12分会が達成
分会5人、10人の上乗せ追求
【江戸川・書記・木村潮人記】
 江戸川支部では、年間目標409人に対して5%目標109人の上乗せをめざし、各分会に5人・10人の上乗せを提起しています。
 18日現在の達成分会は12分会(中央、京葉2、春江、篠崎、葛西2、葛西3、葛西南、葛西西、一色、小岩東、一之江北、事業所北)。うち6分会が5人上乗せを達成しており、さらに最終盤に向けて10人に挑戦中です。年間目標達成をめざす分会、達成した分会ともに、支部一丸となって一人でも多くの仲間を迎えようと大奮闘中です。

文京第3分会の集まりのよさにはビックリ
文京第3分会 一番で達成
【文京・書記・吉川豊記】
 文京支部第三分会は230人を超える文京で最大の分会です。目標数も多いのですが、10月7日に支部で最初に目標達成をはたしました。
 その翌々日には晴ればれとした気持で分会屋形船レクを開催。心おきなく飲みながらも、仲間の紹介を訴えることを忘れませんでした。目標は250人分会。わが支部のエース分会長を中心に、最後までがんばりぬきました。

東原分会センターは笑いがいっぱい
目黒東原分会あと一歩
【目黒・書記・首藤甲二記】
 目黒支部は目黒分会が大幅に目標を超過して達成したのをはじめ、西郷山と碑原が達成しました。あと2〜3人で目標に達成する油面、東原が続いています。
 現在91人の成果で、達成率80%。東京土建全体でもベストテンに入るなど、例年にない好調な勢いですすんでいます。全分会が一丸となり支部目標の達成めざして奮闘しています。

中野5300人めざす
再読影つき健康診断実施し
【中野・書記・前川進記】
 史上最高峰の5300人支部建設をめざし、中野支部は秋の拡大月間は259人を目標にとりくんでいます。
 今月の16日など、役員を先頭に2回の日曜行動にとりくみました。またアスベスト特別教育や、レントゲン再読影つきの健康診断の案内を呼びかけながらの組合員、事業所訪問を重点的に行なっています。
 その成果として、事業所からの加入が少しずつ増えてきています。また、青年部、マイスター倶楽部、主婦の会も部員、会員拡大にがんばっています。
 現在の達成分会は、江古田分会。先月29日の支部中間決起集会には114人が参加し、その後ブロックごとの決起集会で最終盤にむけ意志統一し、各分会全力でスパートです。

板橋の加入動機 国保、石綿、労災
【板橋・書記・後藤淳二記】
 板橋支部では、10月18日現在9分会が目標達成し、「あと5人以下」が8分会と続いています。達成したのは仲宿、本町大和、常盤台、上板橋、中台、西台、志村坂上、前野、蓮根の各分会。
 この間の加入動機でダントツは土建国保、次いでアスベスト特別教育、労災保険となっています。
 拡大が進んでいる分会では仲間の紹介が多く「チラシを見た」という未加入者も含め、組合への期待にこたえる声かけや宣伝が成果に結びついています。

大田東雪谷分会も達成
 大田支部は「全分会目標達成」を果たした昨年と同じペースで拡大成果をあげています。その中でも、東雪谷分会は新しい役員が仲間づくりの催しや、分会住宅センター活動を進めてきたことが力になり、いち早く目標を達成しました。(写真は東雪谷分会)

西品川分会は超過達成しました
品川 トップで目標達成
11月5日盛大に打上げ式
【品川・書記・伊藤暁記】
 9月半ばに豊分会が月間目標を達成したのを皮切りに、南品川、支部分会が達成。10月に入り西品川、豊越、大井分会と続き、八丈島分会はアスベスト特別教育の申込みで一気に14人が加入し、東村山支部と並びトップで支部月間目標を達成しました。
 今回の拡大は、ベテラン組合員のがんばりはもちろんのこと、若い世代からの紹介、そしてアスベスト関連の加入が達成への大きな原動力となりました。11月5日の拡大打ち上げ式は、みんなでおいしいお酒が飲めそうです。

足立 仲間の紹介が9割
アスベスト講習で40人加入
【足立・書記・浅野昌広記】
 9月17日現在の目標達成分会は、六木分会、本木分会、関原分会、古千谷分会、竹保分会、花保東分会の計6分会。
 この秋の特徴は加入者の9割が組合員からの紹介です。拡大の原点「組合員訪問」は拡大の一番の近道を再認識しました。また、10月に入ってからアスベスト講習での拡大が激増。(1)講習を受けないと現場に入れない(2)他の講習会より受講料が安い(3)日曜日の講習会のため受講しやすい、などこの間40人以上の拡大に成功しました。

ビールで乾杯西野川第2分会
狛江西野川第2が達成
【狛江・大工・星勝記】
 狛江支部西野川第2分会では、春の拡大目標にあと一歩届かなかった悔しさもあり、秋には必ず達成しようと春に加入した仲間を中心に組合員訪問を徹底的に行ない、対象者の掘りおこしとアスベスト講習会の呼びかけをセットでとりくみました。
 連日の行動と、また少ない人数でのとりくみでなかなか成果が上がってこない時期もありましたが、一人、二人と加入者が続くと行動に自信と勇気がわいてきました。
 第7次行動で、一気に目標を達成しました。

本部の浅岡さんを迎えて意気上がる上野毛分会
世田谷上野毛へ浅岡さん激励に
【世田谷・大工・新妻操記】
 世田谷支部上野毛分会は10月7日、上野毛集会所で組織拡大の統一行動を行ないました。本部書記の浅岡彩子さんからぜひとも上野毛分会のみなさんで拡大達成の赤いバラの花を飾ってください、と激励をいただきました。

台東支部上野分会のみなさん
台東は拡大率70%
健診で後半戦もがんばる
【台東・書記・吉田啓一記】
 台東支部は支部目標87人に対して18日現在61人の新たな仲間を迎え、拡大率で70%を達成しました。達成分会は第一次行動前に目標達成の浅草橋分会をはじめ9月中に上野分会が超過達成し、達成まじかの分会も奮闘しています。
 現時点でアスベスト教育では3人の加入があり後半戦は支部の健康診断に合わせて組合内事業所や紹介された事業所訪問を強化し、残目標をとにかくやりきろうと役員と書記局で決意しています。

江東予想外の対象者発見
【江東・書記・中沢敏一記】
 目標達成分会は、2大、1砂、7砂、深1、深4、深5、月島、事業所の8分会です。
 今回国保加入やアスベストで、3〜4人とまとまった加入が達成分会の特徴です。またここにきて「予想外」の対象者や成果が仲間の紹介で上がってくるケースも少なくありません。
 第8次行動を前に残り100人をきる勢いで、まさに拡大の「最大のチャンス」です。労災加入やアスベストの特別教育、国保の優位性を生かし同時加入を前進させるとりくみを積極的にすすめて、全分会が目標達成するよう全力をあげてがんばります。
 来年の50周年を、5500人の組織回復で祝います。

ボクも目標達成できてうれしいよ
国分寺第3分会も達成
支部は100人の自主目標
【小金井国分寺・国分寺第3分会長・古谷文夫さん】
 支部は5%、77人を達成。このほか安定した1600人組織をめざすため、去年の実績90人に10人加えた100人を自主目標としています。
 分会では、支部の石綿講習に合わせて対象者に講習会を知らせるとともに、自分がとった「修了証」を見せて加入をすすめてきました。今回は仲間の動きもよく、1番乗りで6人の目標を達成しました。

昼間行動に出発前の役員
(日野支部事務所)
アスベスト対策拡大
日野は11月20日に特別教育
【日野・書記・古舘秀哉記】
 日野支部は残念ながら19日現在達成分会はありません。しかし、昼の拡大行動を行ない着実な成果を積み上げています。昼の行動には土橋組織部長はもちろん、西野委員長、奈良書記長、土方特別常任や本部書記の百瀬さんも参加し運動を引っ張っています。拡大の話題はやはりアスベスト対策で、日野支部は11月20日に200人の石綿作業者特別教育を設定しています。
 この間、13人が講習を受けたいと組合加入するなど「アスベスト対策拡大」という言葉が生まれています。

久米川分会のみなさん
東村山は目標超過達成
【東村山・書記・重枝美津子記】
 今年の秋の拡大月間は全分会の達成をめざし、現在青葉、本町、富士見、久米川、事業所、藤和、北山、萩山栄の8分会が達成しました。そのうち4分会は超過達成するという勢いです。
 残る分会も、23日の日曜行動と集中した刈りとりと有力対象者にアタックし、追い上げてきています。
 早期に全分会達成と自主目標に10人を積み増して75人まではやろうと18日の第4回推進委員会で確認しました。小原委員長、西田組織部長も連日事業所訪問行動にがんばっています。

豊島は目標達成確実に
【豊島・書記・平塚浩章記】
 豊島支部は、全分会目標達成で支部史上最高の峰2300人支部建設にむけ、108人の目標を掲げ、秋の仲間づくり運動をとりくんでいます。
 上池袋分会、池袋分会、かなめ分会が月間目標を達成し、現在92人の成果をあげました。

練馬7100人支部へ
「9970セット」勧誘
【練馬・書記・武田栄一記】
 「石綿作業者特別教育と組合加入セットは、1万円で30円のおつりだよ。組合に入って受けようよ」と早宮分会では説得の工夫も発揮され、特別教育に誘っての加入がすすみました。
 また土建国保の内容の魅力での加入もすすんでいます。練馬支部は拡大月間前半戦の9月を、2000年代最大の成果を上げ、本部目標を上回る45・1%に到達。さらに7100人支部実現をめざし、全分会目標達成へ全力をあげています。
 達成分会は、高松、泉、旭町光が丘、事業所、石神井、関町、早宮、富士見台、新豊玉の9分会です。

多摩西部は分会が奮闘
【多摩西部・書記・池田道雄記】
 秋の拡大月間は、分会組織の奮闘が目立ちました。最速目標達成分会の富士見西分会の特徴は、昨年以上に参加者を集めた点が大きかったといえます。富士見東分会も全体を牽引しました。高橋分会長は「一番大切なことは視界を広く持つこと。仲間のつながりを最大限生かし、仕事の合間を縫って成果に結びつけました」と力強く語ってくれました。

国立北分会が14人達成
【府中国立・書記・吉田健一郎記】
 府中国立支部国立北分会では、アスベスト特別教育、集団健康診断、土建国保の優位性などを前面に押し出して組合員や未加入者と対話し加入を訴えてきました。
 結果は昨年に引き続き、年間目標14人を達成しました。今後も仲間を増やし、増税や社会保障改悪などの痛みをはね返し、組合をさらに大きくしていく決意です。

青年・主婦・シニアも奮闘

青年部 年間目標を突破
組合と青年部同時加入も
【本部・中宿稔記】
 青年部の部員拡大は、18日現在、各支部の青年部の奮闘により、秋の目標・515人に対して317人の新しい仲間をふやし、年間では824人の目標を達成し、869人の人の到達を築いています。達成支部では月間目標を12支部、年間目標を17支部がやりきり、さらに奮闘をしています。昨年対比では11人上回り、さらに昨年秋に達成できなかった10支部のうち、今年はすでに4支部が達成し、全体の底上げがすすんでいる状況です。
 最終盤の行動で全都の青年部が一丸となって奮闘すれば「全支部達成」は十分可能な状況です。そのためにも、この最終盤で支部青年部の目標達成をあらためて確認し、多くの仲間を集めて青年組合員の訪問の徹底と、支部・分会の役員の方にも組合と青年部への同時加入の協力をお願いして、達成に向けて全力でとりくんでいきます。

1394人の成果
主婦の会が全支部で
【本部主婦の会・組織部長・藤本冨美江記】
 主婦の会は来年の40周年(06年)には、2万4000人で迎えようとがんばっています。
 この秋の拡大では2000人の増勢をめざし、8月から全ブロックで意志統一と組織学習会を行ない、9月の活動者会議では、必ず2000人の目標を突破しようと、ブロックごとの決意表明もありました。そのためには意識の向上と運動の強化が不可欠で、支部では拡大月間中にバスハイクなどにとりくんでいます。
 9月末には30%、10月10日の全都いっせい統一行動日には60%をめざし19支部が達成しました。
 現在、第4次集約では1394人の会員拡大に到達しています。これから終盤にはいりますが、残目標をやりとげるために全力をつくしていきます。

シニア友の会12支部達成
健康教室や敬老会で訴え
【本部・森山正男記】
 シニア友の会会員拡大の成果は、29支部で289人(80・2%)の成果です。葛飾支部(31人)、台東支部(30人)、墨田支部(15人)、目黒支部(9人)、狛江支部(11人)、西多摩支部(11人)、府中国立支部(6人)、多摩・稲城支部(16人)、清瀬久留米支部(12人)、西東京支部(8人)、村山大和支部(7人)、東村山支部(3人)の12支部が目標を達成しました。
 目標を達成した支部の教訓は、台東支部「恒例の敬老会をまつり湯で行い、参加した未加入の仲間に訴え30人拡大」、目黒支部「高齢者健康教室に参加した仲間に訴え9人が加入した。200人組織めざしあと10人拡大する」、清瀬久留米支部「9月27、28日に統一行動を行い、対象名簿に基づき各分会に訴え12人拡大」などの独自行動です。

おめでとう「けんせつ」1800号

夜半まで校正手伝う
全くの初心者部長が大汗
棗田さん
東京土建の歩みを伝える「けんせつ」縮刷版
(No.35=2004年分まで発行しています)
【文京・塗装・棗田敏正記】
 「けんせつ」1800号、おめでとうございます。
 私が本部教宣部長になったのは1998年の第51回大会でした。西村部長、磯田編集長の両先輩の跡をついでのことですが、ベテランの両先輩に対して私はといえば、それまで機関紙にまったくかかわったことがなく、教宣の「き」の字からの出発でした。
 編集長は練馬支部で分会新聞発行に力を尽くされていた高畠素昭さん(現・東京地評事務局長)で、担当書記も新しく、新聞発行に不慣れなため、私も「けんせつ」を印刷している(株)きかんしの校正室に応援に行きました。夜中までかかったこともあったかと記憶しています。
 おかげで機関紙を作る工程もわかり、新聞発行の苦労も少し味わいました。教宣部長ならではの経験です。だからこそ、1800の数字の重みを感じることもできます。
 その後は、運動や拡大の参加を増やすためにも分会機関紙発行に奔走し、170紙くらいだったのを300紙近くまで発行を増やすことができました。分会新聞発行に奮闘された活動家のみなさんに改めて敬意を表したいと思います。
 思い起こせば、私が東京土建に入ったのは今から20年以上前ですが、そのころは「けんせつ」は1000号直前であり、その後800号の歩みがあったわけです。その歩みに少しでもかかわれたことに感謝します。
 これからも「けんせつ」編集長、担当書記のみなさんがんばってください。

アルコールを活力に?
全国の仲間を励まし続ける
小川さん
【北・瓦工・小川延男記】
 「けんせつ」の発行が1800号を迎えられましたことに心からお祝い申し上げます。
 1947年から58年間もの間、休むことなく発行されてきた「けんせつ」は文字通り、東京土建の機関紙として全都の土建の仲間に勇気と展望を与える役割を果たしてきましたが、それは単に、仲間内だけではなく全国の労働組合の仲間をもおおいに励ますものであったと思います。
 私も支部の教宣部長を1年(1986年)、そして本部の教宣担当中執(1999年)と、教宣部長(2000年)をそれぞれ1年だけ担当するという大変不思議な縁で細く長い関係でした。
 たった数年ではありましたが本部の機関紙「けんせつ」の活動にかかわれたことは、今思い出しても望外の喜びと誇りに思っています。
 印象に残るのはまだまだ、組合運動をはじめたばかりで怖いもの知らずの時、1985年8月の1088号に掲載された私の組合活動の記事取材に現「けんせつ」編集長の向井光也さんが二日ほど私の家にこられたときのことですが、取材もたいへん熱心でしたが、酒を飲む時もまるで鯨飲のごとくで、飲兵衛を自認する私も脱帽するほどでした。
 私の知る限り歴代の編集長(磯田榮さん、高畠素昭さん、小野寺康夫さん)はみんな酒豪であったと思います。あのバイタリティはアルコールによるものではないかとカンぐりたくなるほどです。
 今回の1800号は記念すべき一つの通過点であって、2000号、3000号と発行を重ねていっていただきたいと思います。
 「けんせつ」が文字通り建設業界で働く組合員とその家族を励ますもの、そして組合の活動とその歴史を刻む、道しるべの役割を果たしていただきたいと思います。
 「けんせつ」が東京土建の組合員とその家族だけのものではなく、全国の仲間から信頼と愛読される紙面づくりを心からご期待申し上げます。

灯りをかかげ続ける
「けんせつ」が闘いの血肉に
渡邉さん
【台東・電工・渡邉榮一記】
 「けんせつ」1800号おめでとうございます。私自身が支部機関紙にかかわっているので「けんせつ」の1800号発刊という成果に敬意を表します。
 優秀な諸先輩とその業績を受け継ぎ発展させてきた多くの手によってのみなしとげられることだといっていい。そんな多くのバトンタッチの走者を横で見ながら私自身も支部の機関紙発行を続けてきたのでこの節目に当たって感慨深いものがある。
 この1号1号を積み重ねたらどんな高さ、どのくらいの重さになるのだろう。その高さと重さを読者は、血肉にしてたたかい、そして学んだのだと思うとさらに思いはひとしおである。
 私が組合に加入したのが78年、常任執行委員として機関紙にかかわったのが89年で、磯田編集長のもとで「けんせつ」はたくましく機関紙界で何度も覇権をほしいままにしていた。機関紙などというものと、まったく関係のない生活をおくってきた、私には、すべてが若々しくきらきらとまぶしい刺激的なものであった。必死についていくことに精一杯の毎回の本部教宣部会であった。
 いま考えると恐れを知らずにやっていたことも思い出される。鬼の編集長のしごきは、毎年の教宣活動者会議において遺憾なくわれわれに注がれた。そんななかで深夜業の機関紙つくりをやった仲間がいまも「戦友」のようになつかしい。その戦友が、各支部で活躍していたが、しだいに部会から姿を消してゆくのは、いささかびしいものがあった。
 しかしそれは、機関紙が回を重ねれば重ねるほど人の手も引き継いでいくことになる。
 「闘って学び、学んで闘う」1800回の綱がそこにあっていまも「けんせつ」は灯りをかかげ続けていけるゆえんでもある。

若い教宣部長も育ってきた

 私も、支部機関紙「たいとう」が昨年400号の山を越え、今年の支部大会を機に教宣部長のバトンを若い常任執行委員に渡した。70代から一気に40代へ若返り部会も編集会議も熱く活気のあるものになったと喜んでいる。
 今もわが教宣部長は、大工の道具でもある腕の手術で入院しているにもかかわらず、病院のベッドから次号の原稿を送ってくるという情熱と若さにあふれていて頼もしい。
 しかしこれは作り手から見た業績で、送り手の自画自賛でもある。
 機関紙の主人公である「受け手」は、どんな感想を持っているのだろうかと考えてしまった。買ってでも読んでくれるだろうかを考えながら、さらに協力してゆきたい。

「どけんFC」 11月からレンタカーの利用にも
 「どけんファミリーカード」をもうご利用されましたか。9月1日の発行にあたって、今後の提携施設を随時増やしていくことをお知らせしました。この11月から、新たにレンタカーを利用できるようになりました。オリックス自動車(オリックスとジャパレン)とマツダです。記事のように、まず電話予約が必要になります。 ぜひご利用ください。

全建総連機関紙コンクール
 第17回全建総連機関紙コンクールが開催されます。審査対象は10〜12月に発行した支部、青年部、主婦の会機関紙で、その中から1号を送ります。(分会新聞は対象になっていません)
 締め切りは12月22日(全建総連必着)。積極的な応募をお願いします。

秋の拡大月間中間決起集会
チャンスを生かし最高の成果を
左から銅賞の平田君、木暮さん、林君、入賞の菅原君。右端は指導員の橋本さん(柄沢技対部長撮影)
【技術研修センター・木暮龍彦理事長】
 「全建総連第21回全国青年技能競技大会」は10月10日から12日まで、島根県松江市で行なわれ、今年は、競技場とは違い「くにびきメッセ」での開会式。これは予定していた会場が、アスベスト使用のため、使えなくなったためです。
 11日、松江市体育館では、全国36県連・組合から75人の選手たちの熱気でムンムンです。東京都連代表として、菅原弘明君、平田貴彦君、林君陽一君(3人とも東京土建)が参加。競技開始後、図面の一番は例年より10分も早く、提出する選手がありました。大方の選手は午前中に削り、墨付けをして45分間の昼食休憩となります。
 東京土建の平田君は緊張のせいか、あるいは集中のためか弁当に手をつけません。昨年に続き参加した菅原、林の二人は落ち着いたそぶりで、引率の皆さんも心配するやら安心するやら、張りつめた雰囲気が続きました。午後からのキザミ、組込みと進み、アッという間の6時間でした。
 12日、作品展示の後、いよいよ成績発表です。まず入賞10人の中に菅原選手が入りました。続いて銅賞3人の中に林君と平田君(昨年技能五輪出場)の2選手が入り、金賞には建設埼玉の大河原覚選手に輝きました。昨年、銅賞だった菅原君が入賞とは本当に悔しいことでした。
 3選手とも大いに奮闘してくれ、東京都連のレベルの高さを実感しました。大会出場のために、多くの仲間から協力をいただきまして心よりお礼を申し上げます。

中野NPO「中野すまいの相談室」設立
濱崎さん
 中野支部は地域活動を発展させ、仕事の受注主体を目指し、NPO法人「中野すまいの相談室」を設立。
 支部では83年に住宅センターを立ち上げ、区役所ロビーでの住宅相談活動などを続けながら、住宅センターが契約主体となる法人化を模索してきました。
 支部は、仕事確保で先進的にとりくんできた足立や渋谷、墨田支部などが法人化して活動している経験に学び研究する中で、仕事確保の実績もある住宅センターを残しつつ、地域活動の窓口ともなるNPO法人を取得して活動していくとにしたものです。
 9月5日、設立総会では、「中野住まいの相談室」は「高齢者・障害者の意向にそった在宅介護と住環境の整備」に「ボランテア運動として支援していくことが地域の建設産業従事者の使命」と確認しています。
 浜崎和馬理事長の話
 「相談室」は仲間の持っている技術や専門性を生かした地域運動として実績を積み、仲間の仕事起しにつなげていきたい。