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ちょっと拝見分会センターめぐり(6)
村山大和支部東街分会 |
横のつながりが特徴
センター使用料1回千円 |
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気軽に集まれるセンターは笑顔がいっぱい |
東街分会は、組合員140人、群は10群です。広い道路に面したセンターは15坪ほどの平屋で、東京土建のタテ看板が目につく。中に入ると「『マイペース』東街分会」のスローガンが張ってある。これには「長く組合員でいてもらいたい」という塩谷誠分会長の思いもこもっています。
東街分会は、東大和市の清原、新堀、清水6丁目が活動エリア。「東街分会」のいわれは、新青梅街道の南に東京街道が東西に走っていて、その南がわ一帯に「都営住宅・東京街道団地」ができました。そこから「東街」という地域をさす略語が生まれました。
40年前、村山大和支部が誕生し、分会も確立され、「東街分会」も生まれました。以後、分会再編もありましたが、東街の名前を引き継いでいます。
分会センターは10年前まで団地の集会所を借りていましたが、分会の雁部さん(内装業)から話があり、常設でありませんが、1回1000円。このセンターは、作業所と資材置きなどに使っているところの一部9坪で、分会執行委員会をはじめ、群会議や集約、拡大統一行動など多様に使っています。
住宅デーには餅つき大会
拡大は年間15人の目標で、昨年は春、秋と達成。組合員訪問では「どけんファミリーカード」を持って全組合員を回り、拡大を訴えながら手渡す活動を徹底したといいます。塩谷分会長は「拡大は毎年苦しい。でも主婦の会には助けられています」と話します。
分会交流レクは、夏の終りの川遊び、11月に房総へバス旅行、そして新年会を行ない親睦をはかっています。住宅デーは地元スーパー横の公園で行ない、住宅相談をはじめ、一昨年から餅つき大会をやり好評だったので、今年もとりくむことにしています。
塩谷分会長は「元分会長の雁部さんはじめ、組合員の横のつながりで、みんなが参加しやすい分会です」と話してくれました。 |
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拡大目標達成へスタートダッシュ |
東京土建の魅力ます
「春一番」で過去最高の成果 |
2月〜3月を基本にとりくんだ「春一番拡大」は、幹部活動家の積極的な受けとめが広がり、2月、3月の拡大数は2171人=2月1006人、3月1165人で過去最高をかちとるとともに、1月からの拡大累計を2956人とし、加入数で391人、実増ベースでも昨年を235人上回りました。昨年同月の現勢比では4216人の実増となりました。
この成果をうけて4月27日から始まる春の拡大月間では、4月の対象者掘り起しとスタートダッシュを築く拡大成果が目標達成を大きく左右します。したがって4月のとりくみでは、幹部の構えと大衆的意志統一を確立させることと、4月節目標達成に向けて行動を本格化させ、確実なスタートダッシュを築くようにします。
(1)有力事業所と野丁場組合員への訪問をいっせいに開始し、群での話し合いとあわせて目標の5割以上の対象者確保と1%拡大をめざします
(2)未加入事業所へのアプローチを本格的に強化します。
(3)業務の優位性をいっそう広げ、攻勢的な運動推進をはかります。
公営国保保険料改定の予測や社保事務所による未適事業所への適用強化の動きなど、組合の魅力がますます輝きを増す状況が広がっています。土建国保、労災、アスベスト対策などを押し出す業務の中心に据え、幅広い未加入者に攻勢的に打って出るようにします。 |
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大手資本で働く仲間はみんなPALに加入しよう |
2月26日に結成されたPAL(組合職長の会)は、力強く行動的に建設産業の明るい未来を切り開く先頭に立ち、労働者の権利や処遇の改善めざしていきます。職長やチームリーダーがこの「会」に結集し、研修や情報交換、仲間を増やす交流活動にとりくみます。このPALの活動は現場の実態や要求を東京土建の運動に反映させ、運動水準を高め、大手企業交渉とも結合させていきます。PALの結成によって組織的・集団的な対策が可能となり、企業交渉の大きな後ろ盾になれるでしょう。
PALの今後の計画としては、大手企業交渉に向けた意見交換会や建設労働者の権利や利益に関係する研修会を開催することにしています。また会員相互の連携もとり、親睦を深め交流していくことも計画しています。
PALの会長は東京土建第59回大会で、「かつては大手従事者会議に出ても、実際に大手現場で働く私たちと組合が要求しようとしていることが食い違っていた。だから、もう組合の会議に出るのはやめようと思って、本音で話しあった時、はじめて通じあったと思う。組合でも大手にモノいえば、しっぺ返しされるのではないかとの声が聞かれる。そんなことが許されていいわけはない。職長は元請、1次下請企業のためにいるのではない。現場をよくするためにいるのだ。その役割を果たすためにも、今150人のPALを、早く1000人にしたい。組合仲間の協力をお願いする」と発言しました。
この訴えに応えて、加入呼びかけ用リーフレットを活用し、支部、分会でPAL加入を進めましょう。 |
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東京土建第59回定期大会
参加者の声 |
東京土建の前進が確信できた |
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飯塚さん |
岩国住民投票の結果は重要だ
【小金井国分寺・石工・飯塚芳浩記】
質疑は国保料の値上げに集中していたかと思いますが、私が一番気になったのは基調報告の中に米軍岩国基地再編問題で山口県岩国市の住民投票の結果にふれなかったことです。改憲反対の東京土建が自民党が一番恐れていた結果を大きく取り扱わないでどうするんですか。(大会2日目本会議で、告坂書記長はこの問題で東京土建の考え方、評価を発言しました) |
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佐藤さん |
みなさん熱い人 支部で生かす
【多摩西部・大工・佐藤徹記】
初参加です。大会は参加者が多くびっくり、皆さん熱い人々だと思いました。分散会では憲法9条のこと、アスベスト問題、耐震強度偽装問題、拡大運動のことで話し合い勉強になりました。これを支部の活動に生かすようにつとめていきたいと思います。 |
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阿部さん |
役員の心構えを考えさせられた
【江戸川・塗装・阿部章二記】
今回はじめて参加した人より、「ただ大会をやり、飲み食いをして2日間が終るのではないかと思って参加したところ、質疑応答等も真剣で感心しました。参加してよかった」との話を聞きました。私も各支部の皆さんと話し合いができ、勉強にもなりこれから役員としての心構えを考えさせられました。大会の経験を機に支部や分会で組合員のためにも頑張らなければと思っています。 |
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小林さん |
未来への希望はもの造りの精神
【府中国立・設計・小林陸生記】
東京土建は建設職人の技術の向上、生活の安定などあらゆる面で政策(方針)を出して運動している。しかし、私にはある疑問が残る、それは身の回りの向上策だけでいいのか。私がこの業界へ入った時期は今から35年前のことである。当時の職人たちは輝いていた。仕事も充分あり、給料も我々の3倍はあったと記憶している。何より目に「力」があった。目端の利く職人は人をたばね、親方となっていった。
今はその面影はない。だから未来への希望を持つことのできる「道しるべ」を土建は探してやらなければならない。日本の物づくり精神を忘れぬまに。それが東京土建の役割と思う。 |
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田中さん |
九条守る連帯 生活改善に貢献
【台東・看板・田中憲治記】
第59回大会は12万5千人の力を強く意識されるものでした。世界の人々が認めるわが国の宝、憲法九条を守る連帯と行動の大きな目標から、すそ野では生活改善や子育て支援、地域に貢献するファミリーカードの拡充まで、決めの細かい配慮のもと、来年の60周年に向けて更なる意志を強固にして、組織拡大につなげたいと思います。 |
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田部井さん |
06年の方針討議 もっと時間を
【小平・書記・田部井寛次記】
はじめて本部大会に参加しました。基調報告は予定時間以上の内容のため、かなりの早足の報告でしたが、東京土建の活動の多さを再認識しました。
しかし、答弁も時間の都合で中途半端な内容となり残念に思いますし、もっと06年方針と質疑に時間をかける必要があると思いました。 |
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戸倉さん |
意気込み伝わる素晴らしい大会
【西多摩・土木・戸倉弘記】
「大会はショーである」という人もいますが、とんでもないことだ。参加した代議員も支部組合員の要望を大会に反映させるために、機会あれば発言しようとする意気ごみが分散会や分科会では伝わってくる。
とにかく素晴しい大会であった。私も支部、分会で大会の模様を仲間に伝えたいと思う。 |
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奈良さん |
後継者問題の位置づけ重い
【日野・大工・奈良晴義記】
分散会は少人数でみんなが発言し、各支部の運動がわかりやすく、雑談もふくめ勉強になり、時間がもう少しあればと思う。分散会では後継者問題がどの支部でも位置づけが重いようで、東京土建全体の問題だとあらためて感じた。
大会は支部役員が集まるだけあって活発な意見が出てよかった。ただ基調報告がはしょりすぎたことと、質問の時間が短い。来年は3日大会も考えてほしい。 |
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池上さん |
国保職員5年 重要性を再認識
【国保組合・池上聖子記】
入職して早5年がたちました。この節目の年に組合の大会に参加できたことは仕事の重要性を再認識する上で、有意義なものになりました。
分散会では建設現場で働く方々の生の声を聞くことができましたが、きびしい現状にも屈せず、前進していこうという強いパワーを感じることができました。今後も組合員の健康と生活の安定に役立てるよう仕事にとりくんでいきたいと思います。 |
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久保さん |
来賓あいさつ時間短くしたら
【八王子・内装・久保哲也記】
大会運営です。第1日目の午前中を全部来賓あいさつに費やしたが、来賓は極力最低限にして、半分くらい時間を短縮し、その分を基調報告の充実に当てるべきだと思う。 |
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北島さん |
先人の築いた道を歩む「私」
【清瀬久留米・防水・北島晃記】
「僕の前に道はない、東京土建のあとに道ができる」そんな小沼大会準備委員長のあいさつで大会は始まりました。2度目になる大会の席は最前列で気の抜けない状況でした。そのためか真剣に議案書を見たのははじめてでした。
先人たちの築いた道を歩む私ですが、高い「志」を持って活動するという決意を新たにしました。 |
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浜田さん |
役員の若返りで荒川も活性化
【荒川・塗装・浜田和男記】
東京土建は常に新しい運動にとりくみ、それぞれの提案が前進していると思います。また各支部の役員もロビーで見るところ若返りつつあるように感じました。荒川支部も役員の若返りをはかって1年がたち、結果的に支部の活性化がはっきり見えてきています。 |
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飯塚さん |
来年は13万人で大会迎えたい
【西東京・内装・上野勝記】
過去最高組織人員を突破しての大会ということで勢いがあり、やはりこの仲間の数の力があってこそ優位な制度があることを実感しています。仲間の暮らしと命を守るために未加入者に東京土建の魅力を訴え、来年の大会を13万人で迎えられるよう、運動を進めたいと思います。 |
分散会はもっと時間ほしかった
【足立・大工・武藤彰記】
分散会では他支部の活動内容がよくわかり、有意義な討論でしが、時間が足りないと思います。
分科会ではアスベスト被害者救済、組合員の被害者を労災認定させるとりくみに本・支部が努力していることがよくわかりました。また、労災保険加入への大切さもわかり、組合員でいることに確信が持てました。 |
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林さん |
スケールの大きさに驚きました
【調布・大工・林正樹記】
驚きました。スケールがでかいですね。全建総連の佐藤書記長も東京土建の運動に対して、敬意を表すとしています。期待される組合の一員として大変誇りに思います。 |
青年部OBと再会 盛り上りました
【多摩稲城・大工・綿引一茂記】
会場には以前に青年部活動を共にした仲間も。支部の常任執行委員や支部四役をやっているということで、「青年部OB会でもやろうか」なんて話で大いに盛り上がりました。
分散会では3時間近く、これからの幹部養成、子育て世代の話題を話し合いました。 |